いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

しみったれ柿を干しつつコップ酒

今週の木曜はマラソン大会が予定されている。Yahoo!天気予報では木曜は曇り時々雨となっていて、何とも微妙な天気。聞くところによると、このマラソン大会に三連覇が懸かっている生徒がいるという。教材研究室でいつも一緒の先生は、だからよほどの雨でない限り実施するのではないかと言っていた。うへぇ、三連覇とはすごいな。一年生のときからずっと一等賞だったんだ。

マラソン大会は、日本競輪学校のある伊豆市サイクルスポーツセンターを借りて他校と合同で行うという。毎年恒例の秋のビッグイベントらしい。多くの先生方も走るようで、体育の授業に混じって生徒と一緒に走り込みをしている人もいる。生徒の声も、振り返りシートのコメントを読む限りでは、走るからには自己ベストを出したいとか是非完走したいとか、前向きな姿勢が多い。

先生も一緒に走りましょうよ。中にはそんなコメントをくれたりもする。歩けと言われればいくらでも歩くけれど、走れと言われたらそれは無理、血液が逆流しちゃう。せっかくの誘いではあったが丁重にお断りした。

それで高校時代のマラソン大会の話を授業で少しばかりした。片道5キロを往復10キロ走るコースだったんだけど、走っている途中に霰(あられ)が降ってきてね、顔にびしばし当たって痛いのなんのって、それで走る気力が萎えたけど、でもとりあえず走り続けてゴールした。もともと長距離を走るのが苦手な私だけど、霰の中を完走した思い出は40年以上経った今も残っています。そんなことを話し、自分のペースに合った走りで完走を目指して欲しいとエールを送った。

写真は、第二弾の吊るし柿。庭の柿の木には穫りきれない実がまだたくさん残っているが、だいぶ熟して柔らかくなっているのが多く、今年の干し柿作りはこれで終了することにした。熟しては皮が剥けない。

前回はただ皮を剥いて干しただけだったが、それでも黴は生えなかった。しかし今回は、吊るした柿にあえて霧吹きで焼酎を吹きかけてみた。念には念を入れてということもあるが、今、家に来てもらっている瓦職人さんの話だと、蔕(へた)を焼酎に漬けると一週間で渋みが取れるということだったので、ならばとやってみることにした。ただし、蔕を焼酎に漬けるのではなく、蔕も含めて実全体に焼酎を霧吹きで吹きかける。その方が一石二鳥、しかも吹き残した焼酎はコップに注ぎ替えてお湯割にすれば一石三鳥てなもんで、少しでも呑む焼酎を減らしたくないという、しみったれ呑兵衛のさもしい思いつきなのでした。(あ)

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14,719歩。