いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

そも愛し終のすみかのすきま風

8,526歩。

写真は、自宅マンション前の道路工事。写真奥の新湘南バイパスから下りてきた車が、ここから地下高速道に入って横浜に抜けるという。今、その穴を掘る準備をしているところ。看板にもあるとおり、この工事はあと2年かかる。信号の向こうにインターチェンジができるのが更にその3年後の2020年。あと5年はこの状態が続くことになる。

さて、それまで藤沢にいるか伊豆に完全引っ越しするかはまだ分からない。私の気持ちはすっかり伊豆に移っているのだが、カミさんはまるでその気がない。今回の瓦屋根修繕についても、あんなぼろ家にそんなにお金をつぎ込んで一体どういうつもりなの? と言っているくらいだから、端から伊豆に住む気はないようである。

伊豆はこんなにいいところだ。たくさんの自然があって、柿、柚子、甘夏がとれて、秀麗富士が見えて、温泉が湧いて、何より人情豊かでと言っても馬耳東風。ふんという顔をする。伊豆は楽しいことがいっぱいあるのになあ。生きている間にもっといっぱい楽しめばいいのにと思うのだが、カミさんから見た伊豆はどうも楽しめそうに見えないらしい。私とまったく思うところが違う。

では藤沢が好きかといえばそんなふうでもない。辻堂駅前に大型ショッピングモールができたせいで交通渋滞になり大迷惑と言っているくらいだ。ならば近所に離れがたい茶飲友達がいるのかというとそうでもない。かつてジャズダンスをしていた頃はあちこち出歩いたりもしていたけど今はそれもない。どうして今のところにいたがるのかがよく分からない。

今のところにいたがるというよりも、どうして伊豆に気持ちが向かないかということだな。それは伊豆という土地柄が性に合わないということではなく、単に家がぼろい、隙間風だらけで寒い、蜘蛛やムカデやトカゲが徘徊するといったあたりがたぶん主たる理由なのではないか。カミさんはそういう小動物が苦手なんです。家を建て替えればその問題はすとんと解決できるのだろうが、いまさらローンは組めない。逆に古いままの方が味があっていいと私は思うのだが、カミさんはそうは思わない。たまに寝泊まりするくらいなら我慢もできようが、ずっと住むなんて冗談じゃないわ、といった感じなのだろう。

今は横須賀に住む実母の介護があって、それを考えれば藤沢に住んでいる方がカミさんとすれば都合がいいわけだが、いずれ手が離れたときにさてどうするかという問題。どっちみち私はこれからも伊豆で暮らすつもりなので、あとはカミさんがどう判断するかですね。(あ)

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