いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

木枯らしの吹いて魚影を散らしけり

釣り(内浦重須8:00→10:00)。大潮(干潮11:06・23:18、満潮05:22・16:49)。釣果3尾(ベラ2、ネンブツダイ1。投げウキ、オキアミ。

中学校下の石積み堤防に入ることができた。隣にもう一つ小さな堤防があって、こちらはコンクリート。いつもはどちらにも誰かしらいて塞がっているのだが、私が行ったときには石積みの方に3人入っていたものの、コンクリートの方には誰もいなかった。こいつはラッキーと思って急いで釣り竿ケースを置いたが、今日はとにかく風が強かった。釣りの大敵は風。風が吹くと釣りにならない。それでもがんばってウキの動きに目を凝らしていたら、そのうち石積みの3人が撤退を始めた。この風では釣りにならないと判断したのだろう。しめた、カサゴが狙える。

3人が去った後に私が入る。入ったとて風が止むわけでもない。風は四六時中吹いているかというとそうでもなく、時折ふっと止んだりするのだが、それでも釣りづらいことに変わりはない。ウキを外しカサゴ狙いで岩と岩の隙間に針を落とすのだが、風でうまくコントロールできない。岩の隙間にうまく落ちても根掛かりになる。根掛かりの度に針を付け替える。隙間に落とす。また根掛かり。これを3回繰り返したところでめげた。潮は大潮で魚の活発な餌食いが期待されたが、活発に食ったのは雑魚だけだった。

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あやめ湯(17:37)2→1人。一人で風呂場を独占しているとき、スピーカーからはしだのりひこの♪風が聞こえてきた。一人の気安さから流れる曲に合わせて鼻歌を歌っていたら、女湯の方からも歌声がもれてきた。なんか急に恥ずかしくなって私は歌うのをやめたが、向こうはやめないでそのまま歌っている。歌声の主は私と同じくフォークソングで青春時代を過ごした人のようだった。私もやめないで歌い続けたらどんな展開になっていたんだろうと想像して、何だか妙な気分になりました。

湯から上がったら米朝さんが番台さんとカーテンの向こうで話をしていた。番台さんの故郷の三重に行ってきたと言っている。話が終わったところで挨拶をすると、帰ろうとする私に、なんだもう帰んの寂しいじゃあと言う。外交辞令だろうけれど、こんな私にもそんなことを言ってくれるのが何より嬉しくて、ああ、やっぱあやめ湯は最高だわと、またしても思ってしまうのです。

10,678歩。

写真は、一投目で引っかかったベラ。写真だと大きそうに見えるが実際は15センチほどと小さい。いつか40センチのクロダイをお見せできるよう、がんばって堤防に通おうと思います。(あ)

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