いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫の焼くキュウリもよろしぬくめ酒

伊豆で孫の世話。朝、田京駅6:34の電車で小田原に向かう。駅にはテニスのバッグを背負った中学生が20人ほど集まっていた。この時期だから新人戦の試合がどこかであるのだろう。目に付いたのは保護者の数が多いこと。中学生ともなれば、親の世話はなくても自分たちで時間を決めて集まってというのが普通だが、この地域は親の面倒見がとてもいい。というか、大人が子どもを見守る文化が浸透している。

小田原には8時半に孫を迎えに行くと伝えてあった。最寄り駅の栢山からだと8時半よりだいぶ早めに着きそうだったので、一つ手前の富水駅で下車して用水路沿いに歩いてみた。稲刈りを終えて稲架(はざ)に干された稲や、稲刈りを待つ黄金の稲穂の向こうを小田急電車が走る。手前の用水路では白鷺が小魚を狙っている。そのすべてを一枚の写真に収めたくて、iPhoneを構えて次の電車が横切るのを待とうと立ち止まったら、その瞬間に白鷺がパッと羽を広げて飛び立ってしまった。風景の中を動いているものが急に止まると野鳥は危険を察するのらしい。

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それにしてもこの富水(とみず)は、地名そのままに用水路が豊かに流れる、言わずと知れた二宮尊徳生誕の地である。家の敷地にも水が引かれ、その水で畑で穫れた野菜の土を洗い落としたりしている。建物は近代風に変わり、ほとんどがサラリーマン世帯になったけれど、それでも昔ながらの田園風景は今なお色濃く残っている地域である。

カミさんは9時近くになって小田原に到着した。近所の駄菓子屋さんで200円まで好きなもの買っていいよと言ったら、孫は二人とも期せずして190円とぴたり一致。これはめいめい頭で算盤をはじいたというよりも、たまたま偶然200円以内に収まったといった感じですね。まだまだ一人でのお買い物は難しいみたいです。

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もともと今日は、去年お世話になった韮山の材木屋から薪を運ぶ予定になっていた。薪は先月2パレット(1パレット3,000円)予約しておいた。ところがカミさんが今週の月曜になって、孫二人の面倒を見ながら薪を運ぶのは無理と言ってきた。去年はそれでできたのだが、密かに限界を感じていたのかもしれない。運転手にそう言われれば素直に従うしかない。それで今日の運搬をとりあえずキャンセルしたものの、さて運搬をいつにするかとなると、これがまだ決まっていない。私としては寒くなる前にとっとと運んでしまいたいのだが、すべてカミさんの都合に合わせなければいけないのが何とも辛いところです。

写真は、孫の好物の手羽先を焼いているところ。シイタケとかピーマンとかの野菜も焼きたかったね買ってくればよかったと孫に言ったら、私がつまんでいたキュウリの漬物を奪って石の上にぶちまけた。何をしやがるとは言ったけれど、意外に焼いたキュウリも食って食えなくはないことが分かった。皆さんには勧めないけど。(あ)

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5,246歩。