いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

遠方の友送る道金木犀

明日木曜は1校時に授業がある。月曜にいつも乗る辻堂6:12発の沼津行きに乗ると修善寺には8:10に着くから、それで間に合わないということはないのだが、授業の準備もあるし今日のうちに伊豆に着いておきたかった。

辻堂13:21の小田原行きに乗って平塚で熱海行きのアクティに乗り換える。この電車が意外に混んでいた。足元にスーツケースを置いた乗客が目立ち、それがことごとく男女のカップルだった。シルバーウィーク最終日だというのに、まさかこれから行楽に出かけるのだろうか、木金も休みを取ったのだろうか、いずれにしろこれじゃ熱海まで座れそうにないなと思っていたら、そのとおり座れなかった。

それでも皆さん揃って熱海まで座っていたわけではなく、途中の根府川、真鶴、湯河原でもぽつりぽつり下車する人もいた。よく考えてみたら、そんなに多くの人が木金に休みを取れるとも思えないし、スーツケースのカップルはおそらく成田空港や羽田空港からの帰りだったんだろうなと思い至って、なるほどそういうことかと合点した。

思えば飛行機にもしばらく乗ってないなあ。わざわざ遠くに飛ばなくても近くに楽しいことがいっぱいあるから、まあいいか。

あやめ湯(17:59)5→7人。一週間ぶりだろうか。一週間も間を置くと随分行ってなかったような気がする。行くと、ミスタービーン氏が脱衣所のベンチに座ってテレビを見ていた。今晩は、今日はもう上がりですかと声をかけると、そっ、と今日の会話はそれだけ。

6,523歩。

写真は、庭の金木犀。六畳和室で本を読んでいたら、隣家の玄関から賑やかな声が聞こえてきた。どうもお邪魔しました、じゃあまたね。お知り合いか誰か訪ねてきていたらしい。長岡駅まで送っていくからちょっと待っててという奥さんの声が聞こえる。悪いわねえ、あら、金木犀の香りがするわ、どこかしら、あっあそこだわ。

私は本から目を離さなかったが、たぶんうちの庭の金木犀を指差して言っているのに違いなかった。金木犀の甘い香りがすると、どこから漂ってくるんだろうって、ついつい周りをきょろきょろしてしまう。その気持ち、よく分かります。

百日紅(さるすべり)が終わり槿(むくげ)が終わり彼岸花が終わる頃、庭は金木犀の香りに包まれる。そして柿が色づきはじめ、いよいよ秋本番を迎えます。(あ)

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