いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ほらそこに孫よ万古の月明かり

今回、孫は伊豆に2泊した。ママに連絡したら、今日の午前10時までに小田原に戻ってくれれば大丈夫というのでそうなった。今日は午後からお兄ちゃんのミニバスケの試合だか練習だかが入っていて、それに間に合えばいいということだった。

お兄ちゃんの興味はサッカーからバスケットに移ったらしい。もともとサッカーはあるJリーグの下部組織に所属していたが、これはパパの思い入れが多分にあってのことで、本人自身はサッカーがそれほど好きでもなかったようだ。それで今年になって、ママが監督をしているミニバスケチームの試合に穴埋め要員で出たら、それが楽しかったらしく、それからはサッカーのサの字も言わなくなった。

私としてもサッカーは続けて欲しかったが、本人がバスケットの方を選んだなら、それはそれで仕方がない。熱中できるものがあるなら、それはとても素晴らしいこと。好きなことにエネルギーを注いだ方がいい。

今、伊豆の六畳間にはスーパーで買ったおもちゃのバスケットゴールがある。お兄ちゃんにせがまれて鴨居に釘で打ち付けた。バスケに燃え始めたお兄ちゃんは暇さえあればこれで遊んでいる。ボールはソフトボールより一回り大きいスポンジ状のもので、別途100円ショップで手に入れた。付属のボール(テニスボール大)は小さいからと妹にくれてやったが、妹はまるで興味を示さない。こっちはこっちで裁縫箱を取り出して縫いぐるみの自作に余念がない。縫いぐるみ作りは小田原のお祖母さんの影響。

カミさんは娘が孫の世話をこちらに頼むのではなく、近所に住んでいる向こうの祖父母にお願いすればいいと言う。そう言いながら孫たちを伊豆に連れて行くのはまんざらでもないらしい。無論私としても孫たちと伊豆で過ごすのは楽しい。ときにわがままで言うことを聞かなかったり、クソじじいと悪態をついたり、わざと障子に穴を空けたり、目覚めの二ードロップを食らわしたりとやんちゃこの上ないが、それでもやっぱりいなくなると寂しく思う。そんなに言うことをきかないんだったら、もう伊豆へ連れて来ないと言いながらまた連れて行こうとしている。🎵じじいは殺され ばばあは自殺〜 とアルプス一万尺を歌う孫の手を引きながら散歩する。学校でも家でも歌えない歌を、孫に寄り添いながら聞いてやることが今の私にできることなのかなと思ったりもする。

6,898歩。

写真は、iPadドラえもんのビデオに夢中の孫。西の窓から見える月のクレーターを観察しようと簡易天体望遠鏡をセットしたが、孫はそんなものには目もくれなかった。(あ)

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