いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

渋柿の実に夕映えの溶け込めり

今日は天気予報を見て、可能ならばエギングの練習をしに海に出かけようと思っていた。ところが伊豆の天気予報は雷を伴う激しい雨と出て、おまけにチリ地震による津波注意報が加わった。静岡県の海岸に津波が到達するのは午前6時頃という。ちょうど練習を予定していた時間とぴたり重なる。是が非でも行きたいわけでもなかったから、出かけないでおとなしく家にいることにした。

5時を過ぎたあたりから遠くでコロコロコロとささやくように雷が鳴り出す。そのうち閃光がピカッと明り障子を照らし出し、音もゴロゴロゴロッと強まったと思ったら、たちまち叩きつけるような雨が降ってきた。家にいて正解である。

東富士演習場自衛隊が実弾射撃訓練をするときは、ずんと突き上げるような震動が家まで伝わってくる。それほどの震動ではないけれど、横になりながら雷の音を聞いていると、かすかな震えが床下から伝わってくるのを感じる。何せぼろ家ですからね、どうしようもないですよ、雷に震えちゃうんだから。

どうしようもない、すきま風吹きまくりの家だけど、雨漏りはまだ一度も経験していない。いや、一度だけある。一度というよりも一箇所に雨水を漏らし続けていた。

前のオーナーが八畳洋間を増築した際に、どうした加減か屋根の繋ぎ目をV字に組んだことから、その部分に雨水が溜まり室内に染み込んだ。染み込んだ箇所が押入れの壁だったために契約のときに見抜けなかった。押入れを開けたときなんかカビ臭いなとは思ったが、別荘として使っていたから家全体がそんな臭いなんだろうと理解していた。

ところが、その押入れ部分に備え付けの本棚を作ろうとしてベニヤ板を剥がしたら、なんと、モルタルの内側の壁板がどろどろに腐っていた。柱も腐っていた。柱は、蝕まれた歯がかろうじて歯茎に立っているような状態で柱の役目をなしていなかった。その現状を見てからというもの、壁をぶち抜くくらい屁でもないという覚悟ができて、素人リノベーションに突っ走ることになったのだった。

一昨年デッキを作る際、ついでにその問題の屋根も修繕してもらった。だから今は雨の漏る箇所はない。ただ、食器棚にしている部分の天井から結構な風が入り込んでいて、今のところ天井全体に保温シートを張って風を防いでいるものの、いずれ本格的な修繕をしなければいけないとは思っている。はてさて、こうしていつ終わるともしれない修繕はまだまだ続くのでした。

大仁・一二三荘(11:42)2→1人。

12,267歩。

写真は、庭の渋柿。だいぶ色づいてきました。春先に結構剪定したつもりだったが、こうして見るとまだかなり密集している。去年実が生らなかった分、今年はたっぷり養分を蓄えていたのだろうか。(あ)

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