いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

吞み友は湯屋より強く天高し

今日は4、5、6校時の授業で、職場を出たのが午後4時20分と遅くなった。一人ひとりの振り返りシートにコメントを書いていると、どうしても最低1時間はかかってしまう。かかってしまうけれど苦ではない。むしろ楽しい。

こういうことができるのも非常勤という立場だからだと思う。常勤では難しい。今や常勤は昔の常勤ではない。授業だけやっていればいいというわけにはいかないのだ。授業以外にもやるべきことがたくさんある。傍から見ていてたいへんだなあといつも思う。手いっぱいのところでみんなよくがんばっている。

大体、県教委などに提出する報告書類がやたら多すぎる。それを作成するのに時間をとられ、ために本来の教材研究に充てる時間がどんどん削られるのはどうしたっておかしい。報告書類のすべてが無駄とは言わないが、こんなの何に使うの? と首を傾げたくなるようなアンケートなどには怒りさえ覚える。こっちは他にやるべき大事なことがいっぱいあるんだよと叫びたくなる。

すみません、こんなことを書くつもりではなかったけれど、話が逸れたついでに現役時代を思い返しながら愚痴を吐いてみました。

事務室で出勤簿にハンコを押して玄関を出る。風が爽やかで気持ちいい。何だか家まで歩きたい気分になって、通学路の坂を下り切ったところから田圃の畦道を牧之郷駅に向かって歩き出す。畦道に沿って用水路が勢いよく流れていて、その流れが牧之郷駅近くまで続いていた。ここまで20分。牧之郷駅から旧下田街道に出て大仁駅の商店街までが更に20分。そこから田京駅まで30分、家まで20分と、職場から家までちょうど90分の歩き。距離は7.5km、平均速度は5.0km/hでした。これからは天高く歩くのにいい季節。職場の帰りはしばらく歩いてみることにしましょうか。

家に着いたのが午後5時50分。急いであやめ湯へ行こうとしていたところへ小包が届いた。横浜の呑友が先日、わざわざ北海道までマラソンしに行ったときに買ってきてくれたお土産のウイスキーである。ありがたや嬉しや、あやめ湯をとりやめて早速ロックでぐびっと吞りました。ごちそうさま。

14,048歩。

写真は、大仁の旧下田街道沿いに並ぶ家の間から見た城山。昭和30年代に戻ったかのような家の並びが郷愁をそそる。もういいかい、まあだだよ。晩ご飯ができるまで、路地裏で近所の洟垂れ小僧たちがかくれんぼをしている光景が浮かんできた。(あ)

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