いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

笠雲の富士台風は過ぎたずら

未明からぼろ家を打ちつけていた台風18号の雨風は午前10時半を過ぎてぱたりと止んだ。南の雲が切れて隙間から青空が覗く。

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今回の台風は勢力がそれほど強くなかったのでひとまずほっとした。ただ八畳洋間の屋根の樋に傾いでいるところがあって、そこから雨水が滝のように垂れ落ちていた。下には前のオーナーから譲り受けたクーラーの室外機があるが、クーラーなんて使わないからそのままにしてある。まだ一度もスイッチを入れたことがないので実際に動くかどうか分からないが、動いたとしても今後も使う気はない。すきま風で十分涼しい。でも雨樋は何とかしなくちゃいかんな。

今いるところは高台だから浸水の心配はない。怖いのは風である。今回は比較的弱い台風で暴風域からも外れたから良かったが、毎年発生する台風の中には狩野川台風クラスの強烈なやつが来ないとも限らない。そのときは覚悟をしなければいけないだろうな。

あと、台風以上に怖いのが竜巻。先日も千葉で竜巻が発生して被害が出たが、屋根をまるごと吹き飛ばされた光景を見てまったく他人事ではないような気がした。竜巻が襲ってきたら築40年のぼろ家なんてひとたまりもない。屋根を持っていかれるだけでは済まない。柱から床から根こそぎやられますね。併せてその覚悟もしておこう。

昼食後、台風一過の近所をぶらり歩く。道に散らばった木の枝を拾って道端に片付けている男の人がいた。空き地と畑に挟まれた道で、自分の家の前でもないのにそうしている。こんにちはと声をかけたら、何とも人懐こそうな笑顔でこんにちはと返ってきた。いいなあ伊豆って。みんな温かい人ばっかりだ。

家に戻って『伴大納言絵詞』を模写する。昨日載せた画像をパソコンに読み込み、flashで萎烏帽子の爺を描いてみた。絵巻には爺の右手は描かれていなかったが勝手に想像して付け足した。しばらくはこんな感じで描きなれていこうと思う。

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あやめ湯に行こうとして外に出たら、久しぶりに富士山が見えた。すぐに駆け戻りデッキに上がってぱしゃっ。台風18号が過ぎ去った後の富士山です。頭が笠雲にすっぽり覆われて、何だか正ちゃん帽をかぶっているみたいで可愛らしい。(あ)

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あやめ湯(17:35)4→6人。順天堂病院前の崖で土砂崩れがあって道が通行止めになった。そのことがたぶんあやめ湯で話題になると読んで、マイ桶氏はわざわざ自転車で下見してきたという。さすがです。で、そのとおりの展開になりました。

2,009歩。