いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

青っ洟袖てからせて猫じゃらし

あやめ湯(17:40)6→7人。今日は常に洗い場が塞がるくらいの混みようだった。湯らっくすのゆが定休日の関係で、普段そちらを利用している客があやめ湯に廻ってきたのかもしれない。見慣れない顔も多かった。

そんな中でミスタービーン氏久々の登場。やや遅れて米朝氏が入ってきて、洗い場がたまたまビーン氏の隣になった。米朝氏が、おや、わかめさんの隣だ、昨日噂してただよ、しばらく顔見てねえからくたばっちまったんじゃねえかって。するとすかさずビーン氏がやり返す。一人分の空きができたと喜んでいるかもしれねえがそうは問屋が卸さねえ、だいたい話があべこべだあ、このところそっちの顔を見ねえからどうしたんだろうって思ってたんだ、何言ってやがる。口が悪いのはお互いさまの、今宵も人情溢れるあやめ湯でした。

あやめ湯を出たら縁台にマイ桶氏と番台のおじさんが座っていて深刻そうな顔で何やら話し込んでいた。マイ桶氏は地元自治会の組長として、地域に持ち上がった厄介ごとに耳を傾けているふうにも見えた。誰にでも気さくに話しかけ、馬鹿話に付き合い、いざとなれば地域の相談役となるマイ桶氏は、誰からも慕われるいわば長岡の顔といった存在なのでしょう。改めてそんな印象を持ちました。

8,235歩。

写真は、通勤で通る坂の道端に群生している狗尾草(エノコログサ)。写真中央の向こうに霞む山がロープウェイ駅のある葛城山。

狗尾草はねこじゃらしとも言いますね。花言葉は「遊び」。洟垂れ小僧の頃、野っ原のそれこそ草野球の帰り道で摘んだ穂を、軽く握った拳の中でもにょもにょ動かして遊んだっけ。拳に隠れていた穂が徐々に顔を出すのが面白くて、たったそれだけのことにたわいなく笑えたあの頃。それは、何をするにも一緒の気が置けない仲間がいたからなのだろう。あの頃無邪気に遊んだ仲間は今頃どうしているだろうか。まめしく(健康に)暮らしているだろうか…。狗尾草を見るたびになぜか郷愁の思いに駆られてしまいます。(あ)

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