いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

居酒屋のメニュー震わし二尺玉

午前10時、辻堂駅前の眼科クリニックへ行き、先週の眼底造影検査の報告を受ける。両眼とも数カ所に血瘤が見られるがレーザーで焼き切るほどではないと言われ、ひとまずほっとする。

ここのクリニックも、一昨日、昨日同様大変な混みようで、待合室は常設の椅子では足らず、通路に丸椅子を臨時に並べて対処していた。いずれの病院にも言えることだが、とにかく高齢者が多い。

2014年度の総務省資料によると、65歳以上の高齢者人口は3296万人、総人口に占める割合は25.9%で過去最高とある。これが10年後の2025年だと3657万人(同割合30.3%)となる予測である。まさに現在進行形で高齢化社会が進行していることは、このようなデータを引っ張り出すまでもなく、病院へ行けばたちどころに合点する。今や病院は高齢化社会の縮図ともいえる場所である。そして私も10年後は総人口の30.3%側にカウントされることになるのだ。もちろんそこまで生きていればの話だが。

夕方、平塚で月例の呑み会。平塚駅に降りたら浴衣の若い男女が目立った。秋風の吹くこの時期に何のイベントだろうと駅ビルを出たら、ロータリーに花火大会行きの直行バス停まっていた。そうか、今日は平塚の花火大会だったんだ。

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若い男女の浴衣の二組がそれぞれ並んでバス乗り場へ歩いて行く。その後ろ姿を見ながら何か違和感を覚えた。女の浴衣は艶やかでいいのだが、男の浴衣帯の位置がやけに高いのである。私は和服の着こなしにはまったくの素人だが、その素人目から見てもイケてないのが一目で分かる。そのうちいつか、生前親父が着ていた和服を着流してあやめ湯へ行きたいと思ったりもするが、私とて素人の浅知恵で頓珍漢な着こなしをしないでもない。どなたか男の和服の着こなしを教えてくださらんか。

14,554歩。

写真は、居酒屋「海楽人(からっと)」から見た平塚花火大会。まさかこうして居酒屋で呑み食いしながら花火が見られるとは思わなかった。

尺玉がどおんと上がるたびにメニューの貼られた壁板がびりびり震える。花火はそれだけ近いところから打ち上がる。魚へんの漢字を切り抜いた薄い鉄板がいくつか壁板に止めてあったが、そのうちの「鱸」という字が震動でピンがはずれて落っこちた。さてこの字、何と読むでしょう。それは奇(く)しくも壁に寄りかかって呑んでいた人の苗字と同じでした。(あ)

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