いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

スイカ割りひびに野性のよみがえる

今日は夕方までに小田原に帰ればいい、伊豆で孫たちが楽しめる場所はないかとママに訊かれて、浄蓮の滝のところにあるマス釣場を紹介しておいた。帰りに「かじか湯」に寄りなさい、いい温泉だよ、目の前を狩野川の渓流もながれているし、とつけ加える。こうしてみると伊豆は、山、川、海のレジャースポットがコンパクトにまとまっていることに改めて気づかされる。行ってみたいけれど行っていないところがまだまだ山ほどある。

夜は一人デッキから長岡温泉の花火を楽しむ。昨日の韮山のよりは幾分華やかな感じがした。花火の動画をiPhone6plusで撮ってみたけれど、さて、どんなふうに映っているでしょうか。

あれ、動画を直には貼り付けられないみたい。ならば仕方がない。昨日と同じく写真で御免。そう、昨日の韮山の花火と今日の長岡の花火は同じ場所から上がるんです。

f:id:jijiro:20150805090549j:plain

あやめ湯(17:10)5人→3人。先に風呂場から上がって脱衣所の桐のベンチに腰掛けていたミスタービーン氏が話しかけてきた。後から上がった私が天井で回っている扇風機に目をやりながら、いやあ、いい風ですねとつぶやくように言ったら、ビーン氏が立ち上がって柱のダイヤルを回して1目盛り強の風にしてくれた。驚いた。あの気むずかしそうなビーン氏の取ったまさかの行動に恐縮し心で感謝した。

こうして扇風機で冷風を攪拌(かくはん)すると、冷風が隅々までわたるからいいんだとビーン氏が私に説明する。その後、最近は薄くて簡単に持ち運べるクーラーがある、リサイクルショップでも手に入る、清水町のリサイクルショップは江間にあったのが移転したのだ、(テレビの天気予報に目を向けて)猛暑日が続いているがそれでも夜は涼しくなった、鈴虫が鳴き出した、蕎麦の花も咲き終えた、日中暑くても秋はもう来ている…。そんな話をビーン氏は淀みなく語ってくれた。こんなに話好きな人とは思わなかった。そして、こんな猛暑続きの中にあって、さりげない自然の動きから秋の訪れを感じ取る繊細な感性に、私は心打たれてもいた。

2,399歩。

写真は、スイカ割りで割ったスイカを食べているところ。包丁で切り分けようとしたら、これでいいと言って手で食べ始めた。ワイルドすぎます。大人にも分け与えようという気がさらさらない。せめてこれを使ってよとスプーンを持たせ、皮でヘルメットを作るからきれいにすくい取ってよと言ったら、少しは慎重な手さばきになった。(あ)

f:id:jijiro:20150805085121j:plain