いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

里芋の露満々と肥え溢る

今日は上の孫の9歳の誕生日。一昨日、カミサンから小田原に(今日の)12時までに行ってくれとメールで知らせてきた。「行ってくれ」ということは自分は行かないつもりなのか? なにそれと思ってメールを返したら、自分はケーキを買って向かうという。カミサンからのメールはいつも中途半端でやきもきする。

孫には兄妹それぞれにプレゼントを用意した。一応、お兄ちゃんの誕生日ということではあるが、下の孫娘へはまさか手ぶらというわけにもいかない。重みに若干差をつけて二人分用意した。孫へのプレゼントには、反対側が透けて見える地球儀のバルーンはどうかなと、実は前々から思っていたのだったが、今回はあまりに急で用意ができなかった。頼むとすればネットで頼むことになるが、当然今日に間に合わない。それで近場で適当に見繕った。

見繕ったのは、お兄ちゃんには3Dジグソーパズル、孫娘にはディズニーのノートとシール。これだけだと袋がぺしゃんこなので、「どん兵衛」を買ったスーパーでたまたま見つけたぺこちゃんのお菓子詰め合わせ福袋をそれぞれに添えて膨らませた。それを百円ショップの包装紙でラッピングし熨斗紙に「お誕生日祝」「お転婆祝」と書けば立派な孫へのプレゼントの出来上がりだ。9歳まではそんなんでいいんです。バルーンの地球儀は今回間に合わなかったけど、次回のビッグプレゼントにするから待っていてちょうだい。

写真は、雨上がりの里芋畑から仰ぎ見る金時山。孫の家の前から撮った。飯田蛇笏の「芋の露連山影を正しうす」を想起し、葉に結んだ雨露に箱根連山の影が映っていないかと覗き込んだが映っていなかった。名句を疑う気はさらさらないが、本当に山影が映っていたのかなあ。ふとそんな疑念が起こる。でも、よしんば実際には映っていなかったとしても、あたかも映っていたかのような世界を創りあげるところがプロのプロたるゆえんでありプロの仕掛けなのでしょう。そして読者はその技に快く酔いしれるのです。(あ)

6,814歩。

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