いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

受付の球児に届け甲子園

先週、茅ヶ崎に住む平塚時代の同僚から呑み会のお誘いがあった。夏休みの都合のいい日はどこか教えろ、それに合わせるという。呑む日が連続だと肝臓も休まらないだろうからその辺りを避けて、なんて気も配ってくれる。

それで改めて夏休みの予定を確かめたら、これがなかなか賑やかなことになっている。これは少し間引かないと体が持たない小遣いが持たない。カミさんに無心したらけんもほろろに断られた。逆に計画性のなさを咎められ、いい歳なんだから付き合いもほどほどにしないととたしなめられる始末。孫にやる小遣いは惜しまないが、私には鐚(びた)一文回さない腹でいやがる。

去年はそれでも今年の倍以上働いていたからなんとかやりくりできていた。今年は仕事が半分以下で一校勤務で、そこだけ見れば格段に気楽なのだが、小遣い稼ぎの面から見ると半額以下に減ったのはいかにも痛い。ある程度の予想はしていたものの、ここへきてボディブローがじわじわ効いてきた感じです。

それで、茅ヶ崎の元同僚には9月になったらいくらか余裕も出てこようと踏んで、9月にお願いしますと言っておいた。また、青森の高校時代の仲間には今年は行けないと伝えた。辛い。

11,256歩。

写真は、全国高校野球選手権神奈川大会が行われている藤沢のハ部(はっぺ)球場。自宅マンションから徒歩40分ほどのところにある。昼食後の散歩で引地川沿いの緑地を歩き、長久保公園の木陰で涼んでいたら、風に乗って高校野球の応援が途切れ途切れに聞こえてきた。ずっと耳に馴れ親しんできた吹奏楽曲と、ぴたり息の合った応援の声である。気温30℃を超す炎天の中で母校の勝利を願って懸命に応援をする音と声につられて、熱戦たけなわの野球場まで歩いてみることにした。球場の入口では丸刈り頭の球児たちが帽子もかぶらずテーブルで受付をしていた。戦っているチーム以外から当番で受付の世話をしているのだろうか。この子たちにもいつか今日のような熱い声援を受けてバッターボックスに立つ日が来ることを願いながら、暑い中ご苦労さまと心でねぎらったことだった。(あ)

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