いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

孫の肩越しに見る雨花火

午前9時に伊豆から小田原へ孫を迎えに行く。藤沢から向かうカミさんとは孫の家で合流。孫は自分たちの着替えをリュックに詰め、すぐにでも出発できるようにして待っていた。孫にとっては約二ヶ月ぶりの伊豆とあって、テンションもだいぶ上がっていた。

箱根峠は霧がかかっていて、霧は山中城を通り抜けるまで晴れなかった。かつてなら霧の中の運転にど緊張を強いられたカミさんも、今ではカーブの連続を楽しみながらの余裕ハンドル。それで言わずもがなのことを言ってやった。2、3日前、箱根新道で大型トラックが谷底へ落ちる交通事故があり一時通行止めになったと。これはあやめ湯の客が、いやあ今日は参ったよと言って実際に話していたことである。しかし、私も七曲り辺りからそれとなく注意して見ていたが、事故の痕跡は見つけられなかった。

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伊豆長岡の百円ショップに寄り七夕飾りの色紙を買う。それに願い事を書いて庭の竹に飾らせようとした。去年はそうした。だが今年は違う。家に着いて2階の出来立て床収納を見るやいなや、押し入れから布団をひっぱり出し新たな基地を作り始めた。孫が伊豆へ来たらいの一番にそうするだろうと、予想したとおりの展開である。しかし、サインペンでガラス窓に落書きを始めたのまでは予想しなかった。あ、そうか、その手があったか。どうせはめ殺しの窓だし、落書きの発展でステンドグラスふうに色を塗ってもらったら面白い窓になるかもしれない。明日、孫どもに提案してみよう。

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夕食後は、孫による久々の学芸会。芸は妖怪ウォッチからアルプス一万尺に進歩(?)した程度だが、何より晩酌の私を悦ばせようとする気持ちが嬉しい。

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午後8時、西の夜空にドンと花火が上がる。あやめ祭りの花火だ。この花火は約10分と小規模なもので源氏山から打ち上げられる。源氏山は古奈温泉と長岡温泉の境に盛り上がる小高い丘で、その古奈側のふもとに私のよく行くあやめ湯がある。小雨が降っていたのでデッキに出ないで新設秘密基地の窓から花火を見た。こうして孫と並んで花火を見るのも後数年だろうことを思いながら。(あ)

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5,398歩。