いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

朝顔の苗新装の店飾る

津軽の昔話、第5話「とんびの婿入り」を収録。3分46秒。今回もBGMに津軽三味線の演奏を流してみました。

津軽三三爺譚

津軽の昔話を語りはじめてまだ日が浅いが、語るうちに何か心の中にわずかながら変化が生じてきたように感じる。ただ昔話を語るだけでなく、昔話が誕生する以前の、いわゆる柳田国男の言う「固有信仰」についても考えてみたいと思うようになったのだ。

柳田国男は『昔話と文学』の「序」で「昔話が大昔の世の民族を結集させていた、神話というもののひこばえであることは、大体もう疑いはないようであります」と述べている。昔話は神話の「ひこばえ」であると。「ひこばえ」とは、切り株や木の根元から出る若芽のことをいう。ならばその「ひこばえ」が芽生える元になった神話という木の幹が、つまりは固有信仰が、津軽の大地にどのように根付いたのか。ここへきて、もう少しそこのところを知りたいという欲が出てきた。

そう思うようになったのは柄谷行人『遊動論〜柳田国男と山人』(文春新書)の影響が大きい。まだ一度しか読んでいないから表面的な部分しか理解していないかもしれない。もしかしたら私がこれから向かう先への指針を読み落としているかもしれない。ここはもう一度読み直して理解を深めたいと思います。

2,358歩。

写真は、一昨日16日(火)にオープンしたばかりのハックドラック伊豆長岡駅前店。昨日、湯屋の帰りにどんなものか中を覗いてみたけれど、オープンから2日目という割には客はそれほど入っていなかった。オープンセール価格とはいいながら他のスーパーと比べて決して安いわけではない。ポテトチップス一袋(60g)65円は確かに安いが、目についたのはそれくらいで、あとは軒並み高め。

この長岡地区はスーパーの激戦区で、既に4店舗がしのぎを削っている。そこへ新たにHACが参入してきたわけだが、果たして採算がとれるのかどうか、素人目にははなはだ疑問に思える。薬の売り場面積はさすがに広いけれど、薬を毎日買いに来る人がそんなにいるとも思えない。地域の人は、この手の店はもういらない、十分足りていると思っているのではないだろうか。(あ)

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