いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ジェット機や乳白色の夏を裂く

今朝起きたらやや頭が重い。昨夜調子に乗って呑み過ぎた。元同僚と三人で呑むときは焼酎のボトル1本を空けたところで店を出るのだが、昨日は知らないうちに2本目のボトルの口が切られていた。この、知らないうちにというのが怖い。どうやって帰ったのかもよく覚えていない。昔は難なく消化できた酒の量も、年齢とともに消化できなくなってきているのかもしれない。

遅い朝食を摂った後、湘南ライフタウンの大庭図書館まで先週借りたCDを返しに行く。そのCDを元の棚に戻すときに山田千里演奏のCDが戻っていないか注意して見たが、まだ戻っていなかった。借りるCDがなかったのでそのまま図書館を出た。

図書館を出た足でブックオフ大庭店に向かう。昨日の呑み会で話題になった柄谷行人車谷長吉の本がないかと思って。さすがに柄谷行人はないだろう、車谷長吉ならあるかもしれないと棚を探したら、果たして柄谷行人はなく車谷長吉のは『赤目四十八瀧心中未遂』の1冊があった。表紙カバーのそでの作者紹介を見、最初のページを立ち読みして、これは面白そうだと直感。読んでみることにした。これからは現代小説には目もくれず古典をじっくり読んでいこうと思っていたが、伊豆を往復する電車で読む分にはいいでしょう。

ついでに何気なく岩波文庫の棚に回ったら、なんと中勘助銀の匙』があった。これはラッキー。奥付に1935年11月30日第1刷発行、続けて1984年3月20日第63刷発行とある。これまでどれだけの少年少女が手にしたことだろう。私も、小学校の頃か中学校の頃か忘れたが、中勘助の名も『銀の匙』も聞いた覚えがある。どこかで読んだことがあるかもしれないが、今では内容をすっかり忘れている。この文庫本1冊だけで中学3年間授業をしたという伝説の国語教師の存在を知り、ぜひとも読んでみたいと思っていた本だった。それがブックオフでいとも簡単に手に入るとは思ってもみなかった。

10,420歩。

写真は、自宅マンションのエントランスの様子。机を前にずらり並んでいるのは防音工事関係者。このマンションは南関東防衛局の防音工事補助金交付対象区域になっているらしい。それで昨秋の定例総会で防音工事をすることが決まり、今日の申請書提出になった。申請すると玄関ドアの取り替え、全ての窓を二重サッシにしてくれるという。申請してもしなくてもいいとのことだったが、せっかくだから申請することにした。(あ)

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