いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

いずぃなりの会二日目

いずぃなり会の朝食は、これまでいなり寿司と決まっていた。このブログのタイトルの由来もそこにある。しかし今回はいなり寿司担当2名が2名とも不参加となった。それで今朝は軽く4枚切の食パンと牛乳。

食パンを魚焼き網で焼き、庭の甘夏で作ったマーマレードを塗る。実はこのマーマレード、今年1月に2瓶作ったうちの1瓶で、冷蔵庫に仕舞ったきりまだ一度も蓋を開けていなかったものである。昨夜、今朝の食パンに塗ろうと思って確認したら、表面の一部に青カビが付着していた。もう一方の瓶は全く平気なのに何故? パンに塗るのに毎朝のように蓋を開け閉めしていたから?

カビが生えていたけどそれでも食べるかと訊いたら、食べてみると言う。皆さん勇気ある方々ばかりで、この甘さを控えた苦味が何ともいえず美味しいなんてお世辞を言ってくれる。甘さは入れる砂糖をケチったからなのに、苦味は灰汁を取るのを忘れたからなのに、そう言って食べてくれる。みんないい人ばかりです。

朝食後、自転車で山伏峠を越えて網代に出、8時間かけて横浜に帰るという人を家の前で見送り、伊豆長岡駅から電車で帰るという人を見送る。残った5人は沼津行きのバスに乗って、途中、裁判所で下車。そこから永代橋を渡って千本浜へ出る。千本浜の心洗われるような景色を眺めながらうっとりしていたら、上空を旋回していた鳶からいきなりの糞射撃を食らった。狙っても絶対に当たりそうにない空襲が、みごとなピンポイントで私と私の隣に座っていた人の上着を汚した。まるでゴルゴ13である。

午前11時過ぎ、横浜から駆けつけた二人と合流。そのうちの一人はサンフランシスコ研修の引率から昨日帰ってきたばかりだという。いなり寿司担当の一人である。皆さん、朝のいなり寿司を楽しみにしていたのだったが、残念ながら3回目にして途絶えた。来年復活できるといいなあ。

合流後は、牧水記念館に立ち寄り、素朴な中にも気力を感じさせる墨跡と、こよなく酒を愛した人生に共鳴し、昼食場所の港へ向かう。白い雪の表面に黒い襞を見せ始めた富士山が三月の終わりを告げていた。

長岡南浴場(17:00)5→7人。徒歩11,615歩。自転車82kcal。

写真は、沼津みなと新鮮館内にある「千漁家」の海鮮丼(愛鷹)1200円。これに生の桜エビが盛られた海鮮丼(駿河)は1600円。最初、別の店だけれど、朝の開店時間を待って予約しようとしたら、予約は取っていないと断られた。その他市場に並ぶ数多くの食事処も似たり寄ったりだろうと判断し、予約なしで7人入れる店があったら入ってしまえ、だめだったら弁当買ってデッキのベンチで食べでもいいくらいの気持ちで乗り込んだ。港へ着いたのはちょうど昼どきで、新鮮館内はかなりの人でごった返していた。入る店を「千漁家」と決めて空席を待つ。これじゃいつ7人分の席が空くか分からない、もしかしたら1時間以上待つかもしれないと腹をくくったら、30分ほどでぽこんと席が空いた。千本浜で合流した二人と改めて久闊を叙し、再会を祝して高らかに乾杯! 再会の掲げるジョッキ生の富士(あ)

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