いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

本はやはり「本」で読みたい

押し入れの奥から引っ張り出し、廊下に積んであった書籍雑誌を「自炊」する。よくまあここまで捨てないで持っていたものよ。そんな雑誌に再会し、買った当時のことを懐かしく思い浮かべながらページを繰ったりするものだから、自炊はなかなかはかどらない。中には息子が買ったと思われるドラクエの攻略本なんかも混ざっていて、こんなもの保存しておいてもしょうがないだろうと思うようなものまで、ともかく片っ端から保存しておく。これが「自炊」の気軽さである。

実は、家には裁断機がない。裁断機があれば自炊作業は格段に速くなるのは分かっているが、遊びに来た孫が誤って指でも落としたら大変と思って置いてない。だからちまちまカッターナイフで裁断している。それをスキャナーでパソコンに取り込んでハードディスクに保存し、後でまとめてiCloudにアップロードする。そうしておけばインターネットに繋げて、いつでもどこでも見ることができる。

この一連の作業に費やす時間は1冊平均約20分。たった6冊をPDF化するのでも2時間もかかる勘定だ。12冊なら4時間、24冊なら8時間。これを無駄な時間と思うかどうか。全く無駄な時間という気もするし、一方で、今整理しておけば後々何かしらの足しになるかと思ったりもする。正直よく分からない。ただ、紙はどんどん劣化していくし残しておけば結構な荷物になるのに対して、電子データは劣化しないし荷物にならない。かくて、スキャナーでデータをパソコンに保存することを知ってから本棚から本が消えた。筑摩現代日本文学大系も定本柳田国男集もごっそり消えた。しかし、やはり本を読むときは今でもパソコンではなく「本」で読みたいと思うのだ。

徒歩7,070歩。

写真は、湘南モールフィルのエスカレーター。このエスカレーターは建物の外にあるのだが、よほど危険と見えて、これでもかというくらいステッカーを貼っている。利用者は、そんなのいちいち気にしていられないとばかり、涼しい顔で無視。というか、だいだいこんなところにベタベタ貼ったって誰も見ないやね。春雨や動く階段危険危険(あ)

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