このところ、藤沢での散歩コースに湘南T-SITEが加わることが多くなった。というか、むしろそこがメインになってきている。自宅マンションから片道30分という手頃な距離であることと、休憩でコーヒーが飲めること、そして、何より一番の魅力は、電源が確保できるということだ。
本立ての仕切りを挟んだ両側のカウンターには12人ほどが腰掛けられ、天板の下に椅子と同じ数だけのコンセントが備わっている。外出先で充電できる施設が皆無の中で、こうして心置きなく充電できるスタバは貴重だ。店が開いてから閉まるまで好きなだけいていいから、ほとんど家にいるのと一緒である。いや、家にいればカミさんにスマホ中毒呼ばわりされるから、逆に家にいない方が気が楽だ。
iPhoneを使ってブログを書くようになってから、iPhoneとにらめっこすることが多くなったことは確かだ。しかし、それもスマホを持たないカミさんからすれば、くだらないゲームにハマっているとしか見えないらしい。職場の三十代の妻子持ちがそうだからといって、そいつと一緒にするでない。大体パソコンを長い時間いじっていても何も言わないのに、なんでiPhoneだとガタガタぬかしやがる。お前さんだって朝の連続ドラマが始まったら梃子(てこ)でも動かねえじゃねえか。ブツブツ。要するに、カミさんが気をもむような姿をこちらが見せなければいいわけだな。よし、分かった。これからはスタバでブログを書く。それがお互いの幸せのためってえもんだ。どうだ参ったか。徒歩8,170歩。
写真は、糸川のあたみ桜。花見につきものの提灯もなし。屋台もなし。橋の袂の魚屋が、桜の下に開いた魚を干していたり、アパートの二階の窓に洗濯物がぶら下がっていたりして、変に気取らず日常生活をそのまま並べた感じがいい。十数羽のメジロが、楽しくてしかたがないというふうに、ひっきりなしに飛び交っては桜の枝を揺らしていた。枝に止まった瞬間をなんとか写真に収めようと試みたが、さすがにiPhoneのズームでは無理でした。鳥浮かれあたみ桜の枝揺らす(あ)
