いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

結局、Amazonに注文

またまた雨の出勤。これまでは職場に着く頃には雨も上がっていたのだったが、今日は藤沢に戻るまでずっと降り続いた。天気予報では、東海地方にも雪の降る可能性があるようなことを言っていたが、結局、三島にいる間中、雨が雪に変わることはなかった。

辻堂のテラスモールにある有隣堂へ行く。書架から吉野弘詩集を探したが見つからず。店内設置のタッチパネルで検索したが、いずれも在庫なしと出た。比較的大きな書店だからきっとあるはずと読んだが、読み間違えた。やむなく、もう一度電車に乗り直して藤沢に出る。辻堂の有隣堂は駅から雨に当たらずに済むからというので選んだのだったが、これだったら最初から藤沢まで行くんだった。

藤沢駅から、雨の中を小走りでジュンク堂へ向かう。ここは総在庫冊数約60万冊を誇る大型書店で、在庫ありの確率がかなり高い。そう思って、カウンターの人に詩集コーナーの場所を尋ねたところ、「どうぞご案内します」とカウンターから出てきた。ちなみに、どなたの詩集をお探しですか? と言う(誰だっていいじゃないか、余計なお世話だ)ので、吉野弘の詩集なんですけど、と伝える。すると、吉野弘はただいま在庫を切らしておりまして、入荷は来月中旬以降になります、と淀みなく答える。淀みなく答えたところから推して、吉野弘詩集への問い合わせは相当数に上るものとみえる。

それにしても正直、これだけの人気とは思わなかった。この分じゃ、湘南T-SITEの蔦屋書店もダメだな。しょうがない、Amazonで頼むとするか。9,249歩。

写真は、1月29日、韮山の荒神社(地元の人は親しみを込めて「こうじんさん」と呼ぶ)の参道に並ぶ屋台。鳥居の一番手前に達磨(だるま)を売っている屋台があって、ここで毎年、達磨を買い求める人もいるそうだ。参道の両脇には今も田んぼが広がっている。それは、たぶん先祖がこの地に腰を落ち着かせ、稲を作り始めた頃からの変わらぬ風景なのだろう。何とも郷愁をそそられる風景である。その昔から、代掻き、田植え、草取り、稲刈り、脱穀といった風景の中心にいつも「こうじんさん」があった。こういう風景に見守られながら、一年間無事に過ごすことができたことを改めて「こうじんさん」に報告し、またの一年の無事をこうして祈りに来るのでしょう。これからもずっと続いていってほしい風土文化である。参道の温みを並べ露店立つ(あ)

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