いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

嬉しい一言

秦野へ勤務。3年最後の授業を終える。最後だからといって、これといった特別の感慨はない。ただ、この一年を振り返って、果たしてこれでよかったんだろうか、生徒にとっては退屈極まりない苦痛の時間だったのではないだろうかという思いはくすぶっている。

生徒にはずいぶん舟を漕がれた。よほど魅力のない授業だったとみえる。気の利いた冗談の一つも言って興味関心をくすぐろうとしても、それに対する反応は芳しいものではなかった。だから、何? といった顔をぽかんとこちらに向ける。そのたびに、これまで経験したことのない空しさを感じたりもした。

てやんでえ、べらぼうめ、そっちがそうなら、こちとらだって尻まくっちゃうぜ、と喧嘩腰になっても始まらない。教育とはじっと待つこと。そう心得て一年間やってきたが、待っていたらいつのまにか一年間が過ぎていた。いつも、いつも、こうしてやり残し感を抱えながら一年が過ぎてゆく。このやり残し感が強ければ次年度への気合いに繋がるのだろうが、弱ければこのあたりが身を引く潮時となるのだろう。さて、私の今の思いは…、う〜ん、もう少し本心と向き合わせてください。

最後の授業を終えて教室を出るとき、一人の生徒が「先生、さようなら」と挨拶してきた。振り向くと、一番前の席でいつも、だから何の顔を向けていた子である。嬉しかった。ただ単純に嬉しかった。この一言によって、心の中に一輪の花がぽっと咲いたような気がした。徒歩3,685歩。自転車40kcal。

写真は、今朝の朝食。食パンはトースターがないので、魚焼き器で焼く。ワイシャツのボタンをかけ終わる頃合いに片面が焼け、もう片面は冷蔵庫からマーガリン、マーマレード、牛乳を出してテーブルにセットするところで焼ける。マーマレードは庭の甘夏で作った自家製。砂糖をレシピの分量より少なめにしたので、私には程よい甘さになった。瓶は100円ショップで買ったもの。もう一本冷蔵庫に仕舞ってある。作ったはいいが開かずの瓶の蓋(あ)

f:id:jijiro:20150122111111j:plain