いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

柳月の温泉饅頭

昨日は、午前中に大場の病院で診察を受け、終えたらそのまま藤沢に戻るつもりでいた。ところが一昨日、カミさんから連絡が入り、横須賀の実家への土産に温泉饅頭を持っていくから買ってきてくれという。

横須賀のカミさんの実家では、毎年暮れに餅搗きを行う。餅搗きは、義父が生前の頃から続いていて、今年でかれこれ35年になる。(そうか、もうそんなになるんだなあ)。今年の餅搗きは28日。温泉饅頭を、その日に集まる親戚への土産にしたいから、とのことだった。

それで、いつもの柳月へ行った。伊豆長岡には温泉饅頭屋が10店舗近くあり、一つ所にそれだけの自家製造の饅頭屋がひしめくのは、全国でもここだけなのだとか。ここだけかどうかは怪しい気がするけれど、味が絶品であることは間違いない。ともかく、最初に食べた温泉饅頭の旨さにはびっくりした。だかが温泉饅頭だろ? といった捉え方を一変させてくれた。それが柳月の「ながお菓まんじゅう」だった。そのインパクトがあまりに強すぎて、以来、伊豆長岡の土産といえば「ながお菓まんじゅう」というのが私の定番となった。だから、他店の饅頭にはまだ手を付けたことがない。食べてみればきっと旨いに違いないのだろうが、柳月で満足しているから別に食べなくても構わない。

ところが、柳月に行ったら臨時休業だって。24〜26日は機械点検のため、誠に勝手ながら臨時休業とさせていただきます。降ろされたシャッターに、そんな貼り紙がしてあった。(最近このパターンが多いな)。

土産はどうしても柳月の饅頭でなくてはいけないということもなかったが、でもやっぱり柳月しか思い浮かばなかった。それで、今日の朝いちばんに柳月へ走り、濛々と立ち込める蒸気をくぐって店の中へ。つぶあん、ねりあんを2箱ずつ買って藤沢に戻ってきたのでした。徒歩9,735歩。自転車143kcal。

写真は、年賀状用に彫った版画。何を彫ろうか考えていると、自然に今年一年を振り返っていることに気づく。毎年のことながら、この振り返りがいつも遅い。今年も、もたもたしているうちに今日になってしまった。年の瀬やもたもたと彫る木版画(あ)

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