夕方、iUSBportHD をパソコンに接続して、HDの中に保存してあるデータを整理していたら、仕事から戻ってきたカミさんが「また、そんなの買ってきたの？」と言う。「そんなのって(言うな)？」「それよ、その白いの」。iUSBportHDのことだ。これを買ったのは3ヵ月以上前になるが、そうか、カミさんが見るのは初めてだったっけ。
このHDには、これまでpdf化した書籍のほとんどを保存してある。例えば、新書や文庫は出版社別にフォルダに分けていたのだが、このフォルダを全て取り払って、ファイル名の最初に著者名を持ってきたら、著者別に並んで本を探しやすくなるだろう。そう思って、その作業を午前から昼を挟んでずっとやっていた。
カミさんは、パソコンに全く触らない人である。だから、家で四六時中パソコンに向かっている人(私のこと)を全く理解できない。理解しようとしない。パソコン中毒者扱いである。パソコン恨めし憎らしやで、棘(とげ)ある言葉をグサグサ放つ。iPhoneにも噛みつく。iPhoneでブログを書いていると、うちの職場にもいるんだよね、いい歳してスマホばかりいじっている男の人、完璧なスマホ中毒だねあれは、奥さんもいるっていうのにねえ、と穏やかさを装いつつ、しかし憎々し気に言い放つ。奥さんのいるいないは関係ないだろ、と喉まで出かかった言葉を飲み込んでトイレに籠もる。カミさんは私が毎日ブログを書いていることを知らない。どうせ、ろくでもないゲームに夢中になっているとしか見ていないのだろう。同じ職場の男の人がそうであるように。まあ、どのみち、何の役にも立たないブログを書くのもゲームで時間を潰すのも、所詮は時間の無駄使いという点で言えば、同じことなのかもしれないけれど。だからこれからは、カミさんを徒(いたずら)に刺激しないよう、見つからないようにこっそりブログを書くことにします。徒歩7,889歩。
写真は、藤沢のマンションから歩いて10ほどのところにある芝生のサッカーグランド。引地川の河川敷にある。冷たい木枯らしの吹く中で、ちびっ子たちが元気にボールを追いかけていた。木枯らしの空刺すキックオフの笛(あ)
