いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

アニメの理想の形

今朝はかなり冷え込んだ。いつもは頭が那辺にあるか分からないくらい寝相の悪い孫たちも、今朝はさすがにおとなしく掛け布団にくるまっていた。

急いで薪ストーブを焚き付ける。ガスバーナーで火を送ると、薪はたちまち勢いよく燃え出して部屋を暖める。ほどなく孫たちが布団から這い出してきて薪ストーブに手をかざす。おはよう、よく眠れたかい? 今、餅を焼いてやるからね。餅を食べたら散歩に行こうね。こんな、他愛ないやりとりの中心に薪ストーブがある風景って、何だか心までほっこり温まるんだなあ。

孫を小田原で降ろして藤沢に着いたのが正午過ぎ。腰の調子も元に戻ったみたいなので散歩に出た。今日は辻堂駅方面。駅前のTSUTAYAでカミさんから頼まれた家計簿を買った後、2階のレンタルフロアでDVD「つみきのいえ」を借りる。「つみきのいえ」は2008年に、アヌシー国際アニメーションフェスティバルでグランプリを受賞した加藤久仁生監督の作品。12分の短編で、確か、何かしらの機会に一度だけ観たような気がするが、錯覚かもしれない。ともかく、たまたま棚に1本あるのを見つけて借りてきた。で、観てみた。

水没したある街の建物に独りで暮らす老人がいて、ある日、愛用のパイプを水中に落としてしまう。それを拾いにダイビングスーツで水に潜るが、各階ごとにかつて一緒に暮らした家族の思い出が沈んでいて、幸せだった昔を懐かしく回想する。

話としてはそういうことだが、セリフがないことも含めて、技法としては私の理想とするアニメの形を見たような気がした。徒歩7,674歩。

写真は、湘南テラスモールで行われていたBENIのライブ。1階のゲートスクエア、2、3、4階のテラスは、どこからこんなに集まったんだというくらい、人人人で溢れかえっていた。1万人は優に超えていただろうか。かなりの人気シンガーらしいが、私は知らなかった。今日初めて知った。BENIってなにズワイガニなら知ってるが(あ)

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