いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

足場組むだけで100万だって

今日は朝から雨。晴れたらデッキのペンキ塗りの続きをやろうと思っていたが、結局、夕方まで雨は止まなかった。

昼、リフォーム屋が訪ねてきた。私を外に連れ出して、家の外壁がいかに傷んでいるかを説明する。そんなことは言われなくても分かっている。前のオーナーがサンルームとして使っていたらしい箇所からアルミサッシの窓枠をごっそり引き剥がし、そこにいずれパーゴラを設えようと垂木を仮止めしておいたのだが、リフォーム屋はその部分を指して、プロは絶対こういうことはしない、と抜かす。これは自分でパーゴラを作るつもりで打ちつけたのだが、一人では無理だと分かって放っておいてあるのだ(余計なお世話だ)と説明。なんでいちいちそんなことを説明しなきゃいけないんだと思いながら応対していると、その気色が伝わったのだろう、リフォーム屋はパンフレットを手渡して引き上げていった。ただ、話の中で、全体の外壁を塗り直すとなれば、足場を組むだけで100万円はかかります、という説明だけが参考になった。足場だけでそれだけかかるんだったら、外壁を直すなんて無理。ちょぼちょぼ修繕を加えながら、朽ちるまで住み倒すしかない。こちらが先に朽ちるかもしれないし。所詮この世は仮の宿りさ。

昼日中、独りでいるのにストーブをずっと焚きっぱなしでいるのも無駄なので、風呂道具をバッグに入れて図書館へ行く。カウンターの人に、本のページを写真撮影していいかと訊いたら、他の利用者の迷惑にならなければと許可をいただいた。それで、児童書コーナーに案内され、そこのテーブルで滝平二郎の切り絵画集から10枚ほど撮る。滝平二郎の切り絵には物語性があるとはよくいわれるところだが、一枚の絵に登場する人物の表情やしぐさを見つめていると、まさに、頭の中にストーリーが浮かんでくる。静止している絵が動き出すようなのだ。これは紛れもないアニメである。徒歩14,611歩。

写真は、「みんなのHAWAIIAN」のネオンサイン。大仁の中央図書館の裏手にあって、図書館から歩いて風呂屋に行く途中、何気なく写真に収めた。そうしたら、そのときは気づかなかったが、ネオンは黄色なのに、雨で濡れたアスファルトに映し出された色は、なんと赤になっている??? 黄が赤になるか時雨の己が道(あ)

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