いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

人身事故で帰宅遅れる

秦野へ出勤。秦野の場合は朝5時半前に家を出る。闇の残る坂を自転車で下りながら、この前、伊豆に遊びに来てくれた茅ヶ崎の知り合いの言ったことを思い返す。「いずぃなりさんは、ここから秦野までよく通うよ、偉いよ、感心するよ」と、知り合いは言った。そのときは、(慣れてしまえば)それほどでもないけど、と言っておいたけれど、何だか近頃、そうだよなあ、我ながらよく通うよなあと思うようになってきた。秦野の職場までは片道2時間かかる。その2時間が、最近しんどい。

テスト問題作成のために、午後も職場に居残る。作業の途中で臨時の特別会議が入り、退室を余儀なくされて作業は一時中断。結局、印刷を済ませて職場を出たのが午後5時過ぎになってしまった。

そういえば、講師部屋の机上に、USB使用に関する調査用紙が載っていたが、講師の場合、授業時間以外の時間は、当然のことながら時間給の対象外である。従って、勤務時間中にテスト問題作成など基本的にありえない。自ずと作成は自宅のパソコンが主となる。そのデータ移動にUSBを使うなとはいかなる料簡か。私はクラウドストレージ経由でデータを出し入れしているからさほど困ることはないが、そういう環境を持たない人は、USB以外の、一体どういう手段でデータを持ち運べというのか。また、クラウドストレージの使用もまかりならん、というお達しが出る可能性は、今後十分にあり得る。そうなったら、講師はお手上げだ。データ移動の基準を緩くしてもらわないと講師は何もできない。

帰り、小田原駅で熱海行きに乗り換えようとしたら、茅ヶ崎と平塚の間で人身事故があり、電車が大幅に遅れているというアナウンスが休みなく流されていた。この区間は本当に人身事故が多いですね、松尾の踏切辺りですか? と改札係員に訊いたら苦笑いしていた。そうだとも、そうでないとも判断がつかない表情だったが、松尾の名を出したのは、かつてこの踏切で観光バスの後部に電車が突っ込んだ事故があったのを、鮮明に覚えているからだった。

あれから何年になるだろうか。普通はバスなどとても渡れそうにない小さな踏切を、しかも、渡った先の道がT字路に分かれている踏切を、あろうことか大型観光バスが強引に渡ろうとして、案の定、踏切先の突き当たりを曲がりきれずにいたところへ電車が突っ込んだという、常識では考えられない事故だった。恐らく、国道1号線の渋滞を避けて踏切に入ったものと見られるが、あまりにお粗末過ぎます。きっと周辺の道に詳しい地元出の人が、知ったかぶってナビを務めたのではなかったか。私は今でもそう思っている。どんな業界にしろ、知ったかぶりはいけませんや。徒歩6,123歩。自転車84kcal。

写真は、電車の遅れを知らせる、小田原駅ホームの電光掲示。ホームは電車の到着を待つ乗客で溢れていた。死に急ぐこともなかろう襟立てる(あ)

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