いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

津軽三味線のこと

今日は土曜だが、公開授業のために三島へ出勤。代わりに来週の火曜が休みだから、こちらは日、月、火の3連休。
藤沢へ向かう電車の中で、YouTubeにアップされた津軽三味線の演奏を聴く。iPhone 6 Plus で初めてYouTubeの動画を見たが、画質がきれいだし、画面も程よい大きさで、最初はポケットに入れて持ち歩くには大きすぎるかなとも思ったが、やはりPlusにしておいてよかったと思っている。
いろんな人のいろんな演奏を拾って聴いていたら、津軽三味線の世界大会があることを知った。すごいですね。津軽三味線も今や世界的規模に広がっていたんですね。男も女も若い演奏者が多く、そのテクニックの上手さはまさしく驚嘆に値します。そこは、私の抱いていたイメージとはまるでかけ離れた世界になっていました。
私の津軽三味線に抱くイメージは、高橋竹山の演奏であり、木田林松栄のそれである。幼い頃に見た、あの門付けのボサマの匂いのする、いわば背中に土着の歴史を背負った演奏なのである。一頃、両者の間で、津軽三味線は叩くもんだ、いや弾くもんだという論争が繰り広げられたやに記憶しているが、恐らくその両方の要素が絡み合いもつれ合って奏でられる音なのだろう。これは、青森は「ねぶた」で弘前が「ねぷた」と互いに主張しあうように、本は同じなのに譲り合うことをしないという津軽人の精神の働きに似ている。
津軽三味線の演奏を聴いていて、しばらく封じ込めていた思いがまたプツプツと湧き出してきた。今年は余裕がないから無理だけど、来年は時間を作って何とか津軽三味線をやってみたいなあ。6,309歩。
写真は。狩野川の岸に舫(もや)う川舟。写真を撮ろうとして舟に寄って行ったら、川面で魚が飛び跳ねた。対岸の丘の上に不揃いに家が並んでいるところが私の住む立花台。右端に切れかかって見える山が、下のコンビニに朝採れ野菜を提供してくれる田中山。毎年夏には、この山のてっぺんでスイカ祭りが行われる。川舟の主を降ろして秋の雨(あ)

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