いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

下駄箱の手形模様

昨日一日降った雨は今朝になっても降り止まず。先週出し忘れたプラごみを捨てに外へ出る。すると、車庫に車が入っていた。昨日の夕方、インゲンを茹でていたら、二軒隣の奥さんがやって来て、これから親戚の人が来ることになっているのだが、ついては車庫を貸していただけないだろうか、と言う。どうぞ、どうぞ、空いているときはいつでもお使いください、お声をかけなくても勝手に停めて結構ですと言っておいたが、たぶん私が寝込んだ後だろう、その通り、声をかけずに停めてあった。

昨日に限らず、以前からそういう話にはなっていて、これまでも数回同じようなことがあった。二軒隣の家は駐車場が2台分あるのだが、ご主人と奥さんと両方車を持っているから、来訪者があった場合に奥さんの車を私の方の車庫に移動させ、空いたところに来訪者の車を停めるようにしているわけだ。もしも私の側に来訪者があって、同じような事情になった場合は遠慮なくおっしゃってくださいと言ってくれて、携帯番号のやり取りもしているが、今のところ私の方でそうなったことは一度もない。

最近は、軒先パーキングというのが人気らしい。イベント会場の駐車場が満杯だったり、周辺道路が大渋滞になったりする一方で、近隣の月極駐車場や一般住宅の駐車場は空いているという状況がある。軒先パーキングはその問題を解決するために考え出されたシェアシステムとのことだが、それは人口が密集する大都会での話で、伊豆の田舎には当てはまらない。無料で貸すのでなければ田舎の人間関係はうまく回らない。

昼に雨が上がったところで、ホームセンターで19cm幅の板を2枚買ってきて、台所のカウンターに棚を拵えた。乾物やら調味料やら急須やらが雑多に置かれたスペースを立体的に整理するつもりだったが、できた棚に戻し直してもあまり代わり映えしなかった。ただ、ぐらついていたカウンターをぐらつかないようにできたことだけでもやった甲斐はあった、としておこう。

棚を作り終えて、ふと、壁紙を剥がしたままの裸の柱が気になった。モルタルがむき出しになっている。そこへ、少し余っていたチョコレート色のラッカースプレーを吹き付けた。吹き付けている途中でスプレーがなくなり、続きを同色の水性ペンキで塗っていく。塗り終わったら、今度は隣の下駄箱の化粧板が気になった。そこで、ええい、とばかりに下駄箱まで塗ってしまった。化粧板だからペンキがなかなか乾かない。乾くのを待っていると余計なことを考えるもので、ここに手形をつけたらどうだろうと思いついた。これも生きた証、ってなもんです。1,974歩。

写真は、手形模様を施した下駄箱。掌を押し付けるときに戸の金具を内側にして並べたため、左右が逆になってしまった。愛嬌、愛嬌。墓石に手形を刻むそれもよし(あ)

f:id:jijiro:20141024021928j:plain