いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

スケッチブックをプレゼント

小田原で孫の世話。今回は孫の手土産に、それぞれスケッチブックと4B鉛筆を1ダース用意した。どういう反応を示すか興味津々で見ていたら、まずカミさんの方が1ダースという鉛筆の数に驚いていた。別に驚くことはない。こういうのは、ちまちま与えるよりどんと与えた方が豪快でいい。
早速、2本ばかり鉛筆削りで鉛筆を削ったところで、天気もいいし、外にスケッチしに出かけようかと誘ってみる。そう、今回孫たちにスケッチブックをプレゼントしたのは、スケッチをすることで自然の草花や生き物に関心を持ってくれたらいいなという思いがあったわけです。ところが、誘いに応じて外へ出てきたのは下の孫娘だけ。上のお兄ちゃんは、玄関でしばらく待っていたけれど、結局出てこなかった。
そこで孫娘の手を引いて、家の前の田んぼのあぜ道に咲いていた黄色い花を指し、これを描いてみようかと言ったが、花には全く興味を示さず、スケッチブックに描いたのは鳥の絵だった。そのとき、確かにムクドリくらいの大きさの鳥が数羽、電線に止まったり樹木の茂みを出たり入ったりはしていたが、それをじっくり観察したわけではない。孫の頭には、鳥といえばこういうものという決まった形があって、おそらくそれを描いたに過ぎない。決まった形は絵本から学んだのだろう。やはり、じっくり観察してスケッチすることは、まだ小学校に上がってもいない孫には早すぎました。時期尚早でした。でも、もともと絵を描くのは好きだし、今日プレゼントしたスケッチブックと鉛筆の出番が、誰から言われるともなくまたいつかやってくることを密かに願っています。3,731歩。
写真は、尊徳記念館のふるさと祭り。尊徳記念館は孫の家から歩いて20分ほどのところにある。奥の茅葺きの家屋は、幼少の頃の二宮尊徳が住んでいたという家。中の囲炉裏で燻製体験ができるというので入ってみたが、単に柴をくべて煙を出しているだけだった。二百年秋をくゆらす茅の家(あ)
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