いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

東海道線が復旧した

台風18号による土砂崩れの影響で不通になっていた由比、興津間が復旧し、間引き運転を余儀なくされていた東海道線もようやく通常のダイヤに戻った。それでも三島から熱海までは座れず、混み具合は5割減の運行時とさほど変わらない。
熱海からは始発の東京行きが出るので余裕で座れる。先頭の2両はボックス席になっていて、グループ客が少ない場合はボックスを独占できる。そういう時は靴を脱いで向かいのシートに思い切り脚を投げ出すことができ、このしどけない振る舞いはどっと混んでくる平塚まで許される。しかし今日はなぜか大きな荷物を抱えたグループ客が多く、前2両はその人たちで一杯だった。
それで後ろの車両に移動してドア横の座席に座る。以前は、熱海から辻堂までの1時間弱が貴重な読書時間だったが、最近は疲れがたまっているせいか眠りこけることが多い。殊に今日は午前2時からずっと起きていたので、きっと眠ってしまうだろうと端から読書はあきらめた。それで、イヤホンを耳に突っ込んで津軽民謡を聴きながら、睡魔の訪れを待つことにした。
読書については、もっぱら電子書籍iPadの専用アプリ「i文庫HD」で読んでいたが、先週iPhone 6 Plusを手に入れてからは「i文庫s」という専用アプリで読むことが多くなった。というか、部屋ではiPad、電車ではiPhoneと使い分けるようになった。iPhone 5からiPhone 6 Plusに乗り換えたことでぐんと読みやすい画面になり、それはそれで満足しているのだが、問題は何を読もうか、その都度迷ってしまうということ。本棚から選んだ本をバッグに入れれば何を読むという選択の余地はないが、電子書籍はそうはいかない。ハードディスクに保管してある膨大な書籍から、その日の気分で読みたい書籍を選ぶのは意外に難しい。いつでも、どこでも読めるというメリットが、逆にデメリットになっている。最近、そんな気がしてきた。本は、やはりその重みを感じながら、ページを繰る指の感触を感じながら読むのがいいようです。8,324歩。
写真は、自宅マンション11階の廊下から見た夕陽。秋の日は釣瓶落としというけれど、この後あっという間に日は沈んでいった。秋の日の此岸彼岸と沈みゆく(あ)
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