いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

台風はどこへ行った

今日は小田原で孫の世話をすることになっていたが、昨日のうちにテストが仕上がらず、カミさんにお願いして孫の世話を勘弁してもらった。今回は秦野の分の2つを作ればいいのだが、これがなかなかの難儀。9月に再開した授業は、今週の水曜の分も含めて4回しかない。これでテストを作れと言うのだから、頭の痛いことこの上ない。パソコンの画面を睨みつけながらウンウン唸っている。
テレビは朝から台風の情報を流し続けている。今回の台風19号は、前回の18号にも増して大型で強い勢力だということで、伊豆の家のことがだんだん心配になってきた。先週の18号のときは、作りかけの屋根が吹き飛ばされないか心配で伊豆へ来たが、今回は雨戸を閉め忘れていたことが気にかかり、作成中のテストを急ぎiCloudにアップして、やはり伊豆へ来てしまった。
午後3時少し前に伊豆長岡駅に着く。霧雨の中を自転車で家に向かう途中、踏切手前のコンビニで明日の朝食用にサンドイッチと牛乳を買う。家に着いて、まずは雨風が強くなる前に全ての雨戸を閉め、デッキのベンチを室内に仕舞う。台風め、来るなら来やがれの構えでパソコンを立ち上げ、テスト作りの続きを行う。外の防災無線からはひっきりなしに災害対策の情報が流れ、カンカンカンという消防車の鳴らす鐘が聞こえる。先週のこともあるから行政筋も万事手慣れたふうで、待ち構えるこちらもどことなく心に余裕があった。
夕方になる。しかし、外は不気味なほど静か。嵐の前の静けさの様相を呈している。そこへ、明後日、伊豆に遊びに来る予定になっている茅ヶ崎の友人から電話が入った。そっちの具合はどう? という心配の電話だ。何が心配かって、自分の行くべき家が行ったら無くなっていた、ということになったら困るということらしい。やれ、火災保険に入れ、地震保険に入れとアドバイスしてくれたが、こちらはまるでその気がないのだから、友人も勧めがいがない。ただ、ぼろ家が吹き飛ばされることによって、周囲の家屋を傷つけてしまわないか、ひたすら、そのことだけが心配といえば心配。
しかし、外は夜になっても台風の「た」の字もなく静寂そのもの。台風はいったいどこへ行ってしまったんだろう。1,962歩。
写真は、鮎の開き。大仁にある鮎釣り客の定宿「一二三荘」でしか手に入らない。冷凍してあったのをそのまま焼いた。どうです、この黄金色の輝き。酒のツマミとしては最高級レベルの逸品です。台風のいずこへ去るや鮎を焼く(あ)
f:id:jijiro:20141014040842j:plain