いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

「駒の湯源泉荘」に行く

昨夕から降り続いた雨は、昼になってようやく上がった。雨が上がるのを待って、立花の家からバイクで20分ほどの「駒の湯源泉荘」に出かける。ここはぬるい名湯でその名を知られる。今日ここへ行くことは昨日の「あづまや旅館」から帰って来た段階で決めていた。

最初は、函南町の畑毛温泉にあるとばかり思っていたら、住所を見ると伊豆の国市奈古谷になっていた。田んぼの広がる田園地帯から 山へ1kmほど入ったところに建っている。建物はこの「駒の湯源泉荘」一軒だけだが、山奥の秘湯と言うほどでもない。数年前には「売り物件」の看板が立っていたという話だ。

入浴料金は40分以内(カラスの行水)ざぶっとお急ぎコース300円と80分ぬる湯のおすすめコース500円の2種類ある(その他、休憩室を使うコースもいくつか用意されている)。時間を決められて温泉に浸かるのは何とも気が落ち着かない。どうして制限時間を設けているのかがよく分からない。そんなけち臭いことを言わずに、一律300円(もしくは500円)にすればいいのに。露天風呂でのんびりするには「カラスの行水」コースでは時間が足りなかろうと、ぬる湯おすすめコースを選ぶ。そうしたら、制限時間を書いたチケットを渡され、帰りにもう一度お見せくださいと言われる。だから、そんな無駄なことをしなさんなって。

大浴場には浴槽が5つほどあって、それぞれ温度が違う。説明によると、一番低いのが37℃で、一番高いのが42℃。それぞれ入ってみたが、熱い湯に慣れた身には、どれもぬるく感じた。37℃の浴槽に至っては温水プールに入っているようだった。それでもしばらく肩まで浸かっていると、額にじわり汗をかくから不思議。

露天風呂へは、一旦建物内を通るので、裸のままでは行けない。面倒臭いが、着衣して移動し、露天風呂でもう一度脱衣する。露天風呂は沢水の流れに沿って、上から「あがりの湯」「源泉の湯」「薬草の湯」「うたせの湯」と並んでいる。樹木が鬱蒼と茂り、空が見えない。野趣たっぷりの露天風呂である。薬草の湯は、入れる薬草が毎日違うようで、ちなみに今日は琥珀色の「山梔子(くちなし)の果実」だった。1,556歩。

写真は、「駒の湯源泉荘」の看板。玄関を正面から撮ろうとしたが、名称が分かる看板らしいものは一切なかった。逆光になって見づらいが、看板の後ろが無料休憩所で、その左奥が円形の大浴場になっている。露天風呂は休憩所脇の階段を下りて行ったところにある。露天風呂ぷかり落葉の二枚ほど(あ)

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