いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

反射炉屋が商品を販売

藤沢から三島へ出勤。茅ヶ崎、平塚で座ることができず、これは小田原まで立つことになるかなと思ったら、運良く大磯で座ることができた。座れるかどうか、その度に気をもむのも嫌だから、いっそ毎週月曜の朝はグリーン車に乗ることにしたらどうかと思ったりもする。その方が、ブログの続きをiPadでゆったり書くことができるし……。グリーン券は辻堂から三島まで980円☓4回 =3,920円。ちょっと贅沢かもしれないが、ものは考えようで、例えば駐車場を借りたとして、毎月の月極駐車料金を払うと思えば安いもんだ。どうせこの先長くないんだから、今できる贅沢は今やっておけ。金は使うためにあるんだ。よし、決めた。来週からグリーン車に乗る。

三島での成績処理が早めに終わり、10時半に職場を出る。どこか静かなところでコーヒーでも飲みたい気分。そんな気分を抱きながら歩いていると、楽寿園の向かいにある白滝公園から蝉の鳴き声が聞こえてきた。もう明日は秋分の日というこの時期になっても、まだ元気に鳴いている。蝉は偉いねえ、己が短い命を懸命に生きている。与えられた運命を全力で生きようとしている。おいらも見習わなくっちゃ。

伊豆長岡駅で下りたら、観光案内コーナーに、反射炉屋が商品の販売を始めたことを知らせるチラシが積まれてあった。反射炉屋とは、8月3日にオープンした伊豆の国市商工会が運営するアンテナショップで、当初はサンプル品を展示してあるだけだったが、先週の金曜から販売も手がけるようになったようだ。早速、店を覗いてみることにした。店は駅の真向かいにある。取り扱う商品は市内14事業所の36商品。おばさんが一人で作っている「ゆず大福」もあった。メニューに「鮎の甘露煮」を見つけ、店の人に訊いたら、鮎の甘露煮は置いてないとのこと。一二三荘(大仁にある、鮎釣り人の定宿)で作っているから、直接そちらへ行ってくださいと言われる。店の広さは6畳ほどで、すべての商品を並べるには狭すぎるという事情もあるのだろう。

先客50名まで「ぬえ左衛門」(伊豆の国市ゆるキャラ)のステッカーがもらえるというので、孫のプレゼントにいいと思って、ありますか? と訊いたら、ないとの返事。そりゃそうだ。開店して4日経つんだから残っているわけがない。すると店の人は、もしかしたら商工会議所にまだ残っているかもしれないと電話で問い合わせてくれた。そうしたら、あるという。店の人にお礼を言って、その足で商工会議所に行き、一人1枚限定のステッカーをありがたく2枚いただいて帰って来た。お孫さんが喧嘩するといけませんものねって、ちゃんとこちらの事情を斟酌(しんしゃく)してくれるあたり、また一つ伊豆の国が好きになった。6,209歩。

写真は、伊豆の国市商工会の認定ブランド商品の販売を開始した「反射炉屋」。ドアに隠れてよく見えないが、壁に描かれた絵は、地元の高校の美術部が描いたもの。手作り感のぬくもりが伝わるショップです。秋の日のぬくもり浴びて土地なまり(あ)

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