いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

富士山への憧れ

伊豆から三島へ出勤。昨夜来の雨もあがり、富士山が裾野までくっきりと見えていた。額にかかっていた白い三日月も解けて、黒一色の雄々しい富士山である。狩野川のいつもの土手で写真に収めたかったが、電車に乗り遅れるといけないので、左右のまぶたでシャッターを切っておいた。
夏場はなかなか姿を見せない富士山だが、こうして雲がすっかり取り払われた姿を見ると、思わず、いよっ、日本一! と声をかけたくなってしまう。裾を雲で隠し、頭だけ出しているのもいい。また、西から覆いかぶさってくる群雲をやり過ごし、ちらっと顔を見せるのもいい。どんな姿でも、ともかく富士山が見えれば幸せな気分になれる。
富士山には昔から強い憧れがあった。毎日富士山を見て暮らすことができたらどんなにいいだろうと思っていた。それが今、現実となっている。こんな夢みたいな生活を実際に送っていることが、とても不思議。去年は、家からも富士山が眺められるようにとデッキも作った。最初こそ、あんなぼろ家にかける金なんてない、とカミさんに言われたりもしたが、今ではカミさんも渋々認めてくれている。というか、作っちゃったもの、今さらどうのこうの言ったって認めるしかないでしょう、という諦めですかね。
これから本格的な秋を迎え、さて、どんな富士山が見られるか、今からわくわくしている。8,594歩。
写真は、伊豆長岡温泉順天堂大学病院のそばにあるパン屋。今日、長岡南浴場の帰りに寄った。ラスクだけを買うつもりが、なんとなく一品だけだと店の人に申しわけない気がして、弾みでカレーパンと三色ロールパンも買ってしまった。コンビニだと一品買いは平気なのに、こういう個人経営の店は、つい応援したくなっちゃうんだなあ。実はこの店、私が初めて順天堂病院で診察してもらったときに、昼食のパンを買った店なんです。あれから一年半、月日が経つのは早いねえ。重陽や病も年を重ねつつ(あ)
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