いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

頑張った、ニッポン

伊豆の家のテレビはNHKの1チャンネルしか映らない。前のオーナーから譲り受けたときに、デジタルチューナーの操作の仕方を教わったはずだったが、ずっとテレビを見ないうちに忘れてしまった。カミさんは連続テレビ小説を一日に三度も見るほどの大ファンで、私はテレビではニュースと天気予報しか見ないから、NHKしか映らないテレビでも一向に困らない。ただ、今朝だけは困った。W杯予選の日本対コロンビア戦を見たかったが、NHKでは、日本戦ではなく予選同組のギリシャコートジボワール戦を放映していた。各放送局のカラクリは知らないが、いやしくも天下のNHKが、大事な大事な日本対コロンビア戦を映さない(映せない)とはどういうこっちゃ。出勤時間ギリギリまで観戦しようと思っていたが、日本戦が見られないのでは仕方がない。通勤電車でYahoo!の速報を見ながら日本を応援することにした。

出勤の仕度を終えてテレビを消そうとしたら、テロップに「日本0-1コロンビア」と出た。うわっ、先制された。やはり、コロンビアには勝てないのだろうか。重たい思いを抱えながら自転車で駅に向かう。頑張れニッポン、頑張れニッポン。自転車を漕ぎながら、何とか同点に追いついてくれと願う。駿豆線に乗り、60秒毎に自動更新するiPhoneの画面に食い入る。すると、な、なんと、前半終了間際のATで岡崎のヘディングシュートで同点。やったやった、同点に追いついた。これで望みが繋がった。もしかして奇跡が起こるかも。あと1点、あと1点を決めてくれ。祈る思いで東海道線に乗り換える。
しかし、電波の届かない丹那トンネルを抜けると、コロンビアが1点追加していた。ああ、これで日本はコロンビアから2点取らなければいけなくなった。苦しい、苦しい、あと2点取るのは苦しいな。ほぼ絶望的になりながら小田急線に乗り急ぐ。そして、とどめの3点目、おまけの4点目を決められて万事休す。世界との差をまざまざと見せつけられた形で日本は予選敗退となった。
振り返れば、あの緒戦のコートジボワール戦が全てだった。あの1点を守り切っていれば、その後の試合展開は大きく変わって行ったはず。でも、それは結果論だ。そして、それがサッカーだ。勝つために、夢を実現させるために、これまで積み重ねてきた努力を表現するために、みんな必死の思いで闘った。最後の最後まで、もしかしたら、という希望を抱かせてくれた。それでいい。ありがとう。お疲れ様でした。5,677歩。
写真は、病院の帰りに、病院近くの「村の駅」で買ってきた金山寺味噌と浅漬けの素。これらは全て胡瓜用。鮮魚コーナーを覗いたらバイ貝があったので、晩酌用についでに買ってきた。雲湧いて地球の裏から夢届く(あ)
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