いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

伊豆に資料の忘れ物

朝、昨日の散歩で買ってきた文庫本の背を自炊用に裁断していたら、明日、三島に持って行く資料を伊豆に忘れてきたことに気づいた。参ったなあ。勤務先が二箇所で、尚且つ伊豆と藤沢を行ったり来たりしていると、いずれこういうことになるだろうなと案じていたことが、いよいよ現実に起こってしまった。こうなりゃ仕方がない。今日のうちに伊豆に行って、明日の朝、資料を持って三島へ出勤するしかない。なでしこジャパンのアジア杯決勝をテレビ観戦したかったが、う〜ん、残念無念。

3色目の書類を仕上げ、辻堂駅18:34発の沼津行きに乗る。日曜の夕方の下りだから座れないことはあるまいとは思ったが、一度、グリーン車にも乗ってみたかったので、この際思い切って乗ってみた。グリーン券は直前にホームからみどりの窓口に戻って、そこで買った。辻堂から三島まで780円。缶ビール3本分か。
せっかくグリーン車に乗るんだから、ここは一つ、缶ビールとチーかまを旅の友にしなくちゃ釣り合いが取れなろうと思って売店を探したが、今日日、売店というものがホームにないんだね。平塚駅で後ろ5両の切り離しを行う隙に缶ビールを買おうとしたが、平塚駅のホームからも売店は消えていた。結局、小田原駅まで旅の友はお預けとなってしまった。
小田原駅を発車した直後に、先刻、グリーン券にチェックのスタンプを押してくれた女性車掌が、今度は飲み物とつまみを入れたバッグを持って再び目の前に現れた。いくら合理化とはいえ、車掌のいでたちのままビールを売りに来るのは、いかがなものでしょうか。昔、紫色の詰襟学生服で演歌を歌っていた藤正樹の違和感に匹敵します。グリーン車の乗客へのサービスとはいえ、旅情気分がすっかり吹っ飛んでしまいました。
伊豆長岡駅には夜8時過ぎに着いた。時間的にちょうど韮山反射炉のホタル観賞の時間だったので、駅に停めてあった自転車にまたがってホタルの生息地に向かった。飛んでいたホタルはたったの一匹。去年観賞したときは6月の第一週で、あのときは二十数個のホタルの幻想的な光に魅せられたが、今年はまだ時期が早かったみたい。二週間後が見頃かもしれないな。観賞イベントの終了の週にもう一度行ってみるとしよう。3,750歩。一匹の蛍闇夜の底照らす(あ)
写真は、ライトアップされた韮山反射炉
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