いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ETCのバーが上がらず

朝、カミさんに頼まれて、下のコンビニまで牛乳と卵を買いに出かける。まだ6時前だというのに既に起きていて、近所迷惑の大声を張り上げている孫娘も一緒。卵をカゴに入れようとしたら、卵の棚の上に「母の日」のシールが貼られた2個入りケーキのパックが目に止まった。ついでに買っておけと、卵と一緒にカゴに入れる。これはカミさんのためではなく孫のため。でも、どうして「母の日」用のケーキが2個入りなんだろう。
帰りの坂道で、道路脇の竹藪に掘り残されたタケノコを見つけた。昨日採った一番大きいタケノコより一回り大きい。ちょっとやそっとの力ではびくともしないだろうと思いつつ、でもまあ、ものは試しと素手で頭をつかんで力を入れてみた。そこへ、あたしも、と孫娘の手が加わる。グイグイグイと力を加えると、メリッ、メリメリッと音がして、手応えが手に伝わってきた。そこまでくれば、あとは孫の力で十分。タケノコはポキンと折れてあえなく孫の手に落ちた。
孫娘は大きなタケノコを両手に抱え、ゆっくりゆっくり急坂を上ってゆく。傾斜はかなりきつい。多分、立花台で一番の急坂だろう。少し前までは、散歩に連れて出るとすぐに抱っこをねだっていたのに、今朝は自分の足で一歩一歩歩いている。随分と逞しくなったなあ。でも、さすがにタケノコは持ちづらそうで、20メートルほど歩いたところで、じいじ、持って、と音を上げた。いいよ、自分で持って帰ろうとしたことが大事なんだよ。来年は自分でしっかり持って帰れるようになるから大丈夫。もしかしたら、タケノコも自分一人で掘れるようになるかもしれないねえ。
夕方、孫たちを小田原まで送り、藤沢に戻る。戻ったはいいが、小田原から家に着くまで2時間以上もかかった。大磯の松並木からの渋滞にイライラを募らせたカミさんは、茅ヶ崎の町屋から左折して新湘南バイパスに乗っかる。有料道路の嫌いなカミさんとしては珍しいチョイス。散髪に行きたかった私としては1分でも早い到着は大歓迎だったが、そこで、途中の料金所を通過する際、信じがたいトラブルが起こった。ETCカードが効かずバーが上がらなかったのだ。停車してくださいというアナウンスが微かに聞こえたような気がしたが、検問所を強行突破する暴走車よろしく、そのまま突っ込んでしまった。とりあえず荷物を家に運び、私は床屋へ、カミさんは高速料金を支払いに再び新湘南バイパスの料金所まで戻る。後で聞いた話によると、カードの有効期限が切れていたとのこと。カミさん曰く、ETCカードに有効期限があるなんて初めて知った、って、もう勘弁してよ。3,527歩。
写真は、朝食が出来上がるのを、2階デッキに張ったテントで待つ孫。ほら、テントの外に出てごらん。綺麗な富士山だよ。母の日に初めて知ったカード期限(あ)
f:id:jijiro:20140512153325j:plain