いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

三島ねぶたの手伝い(その11)

午前9時から三島ねぶたの手伝い。昨日の帰りが遅かったにも拘わらず、ねぶた班のみんなは既に作業場に到着していた。いよいよ三島ねぶたデビュー前日である。なんとしても今日中に仕上げなければならない。本当は、今日の午前10時に給湯器取替工事に立ち会うことになっていたが、そちらをカミさんに代わってもらって、その時間をねぶたの手伝いに充てた。作業は、炎の組み立て、紙貼り、書き割り、色塗りを並行して行う。誰一人として無駄口をたたかない。一心不乱に持ち場の作業をこなしていく。午前11時を過ぎたところでヤマトタケルにようやく目玉が入った。完成まであと僅かだ。そこで富士山に色を塗っていた人が、いい色に作った絵の具の容器をひっくり返し、ズボンを絵の具だらけにしてしまった。ところが、そういったアクシデントにもめげず、その人は半べそをかきながらではあったが、もう一度色を作り直し、塗りを再開した。ここまで来たら、もう後へは引けない、絶対に完成させるんだという気概が全身から伝わってくる。この間のねぶた作りの作業の中で変化が見えてきたことといえば、それは最後まで諦めない気持ちが生じてきたことではないか。そんな気がする。

正午で、これまでの一連のねぶた作りの手伝いは全て終了。孫たちが夕方来るから、午後3時には藤沢に戻ってほしいとカミさんから言われていて、少なくとも午後1時までには電車に乗らなければならなかった。後は色塗りだけが残ったが、絵の具の調合や塗り方などはメールのやりとりの中で確認することにして三島を後にする。夕方4時過ぎ、メールに画像が4枚届いた。富士山の色、炎の色、ヤマトタケルの肌がうまく出ている。いいねぶたが仕上がった。何より明日の本番に間に合って良かった。皆さん、本当にお疲れ様でした。明日は見に行けないけれど、目一杯はっちゃけてください。5,198歩。霜月の雨やねぶたの睨みをり(あ)

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