いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ヒャッキンの玩具

伊豆で孫の世話。朝7時半に藤沢の家を出て小田原に向かう。途中、大磯の鴫立庵辺りから左右の沿道を二宮方面に向かって老若男女が列をなして歩いている光景に出くわした。見た最初は何の集団だかピンと来なかったが、その列が旧吉田邸を過ぎて大磯プリンスホテル側へ揃って左折し、且つまた、二宮の方からも同じような格好をした集団が、同じ交差点を挙って右折するのを見るに至り、そこでようやく湘南国際マラソンに出場する集団であることが分かった。勿論、湘南国際マラソンが今日開催されることは知っていた。しかし、スタート地点を江ノ島と勘違いしていた。以前、このコースを走ったことのある知り合いからゴールの様子を聞いたことがあるが、その時もスタートは江ノ島だとばかり思い込んでいた。江ノ島をスタートして大磯プリンスホテルでゴールする、そんな風に捉えていた。考えてみれば、預けた荷物を受け取るのにはスタートとゴールが同じ場所でなければいけない。そんな当たり前のことにも思いが巡って行かないなんて、随分耄碌したもんだ。

伊豆長岡駅前の交差点を修善寺寄りに少し行ったところに100円ショップがある。最近、孫を伊豆に連れて行く時に立ち寄る店だ。孫たちもいつの間にか「ヒャッキン」という言葉を覚えてしまった。そこで好きな玩具を選ばせる。今回、上の孫は紐を引っ張るとプロペラを回して走るだけのヘリコプターを、下の孫娘は吹いても一つの音しか出ないラッパを選んだ。でも、それでいい。思うに、子どもにとっては縁日のような非日常のワクワク感が楽しいのであって、買うのは何だって構わない。金魚が欲しくて金魚掬いをするのではなく、金魚を掬うこと自体が楽しいから金魚掬いをするのだ。有名玩具店ではこうは行かない。1000円の価値も100円の価値も区別がつかない子どもには(財布を開く大人にも)ヒャッキンはお手頃なのです。1,981歩。秋祭り出目金を追う幼い手(あ)

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