いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

台風26号の朝

早朝5時からテレビを点けて台風26号の動きを見守る。昨日の段階で携帯電話に連絡が入り、今日の1校時がなくなったことは知っていた。問題は2校時以降がどうなるかだが、それは今日の8時過ぎに判断し、改めて連絡をするとのことだった。それで、テレビの台風情報と外の荒れ狂う風の具合を交互に見ながら第二弾の連絡を待つ。そのうち雨がぱたりと止み、太陽の光が厚い雲間に染み込むように白い輪を見せ始めた。テレビ画面の台風の位置は房総半島を掠めようという辺りまで進んでいる。外の風は依然としてヒューヒュー音を立てて強く吹いているが歩けないほどではない。これは2校時以降はあるな、と踏んで出勤の支度にかかる。果たして8時半過ぎ、2校時から実施すると連絡が入った。ただ、実施はいいが、テレビのテロップには東海道線も小田急線も運転見合わせと出ている。公共交通機関は使えない。バイクは伊豆に置いてあるし、ここはカミさんに頼んで車を出してもらうしかあるまい。いそいそと出勤の支度をしている私を見てカミさんは、車で行くんでしょ? 何時に出るの? と察しが良い。9時に家を出て、新湘南バイパスの下を走り、銀河大橋を渡って金目川に突き当たる。金目川沿いの道を丹沢方面に走っているところで携帯電話が鳴った。職場の同僚が、もし間に合わないようでしたら課題対応しておきますと、わざわざ連絡をくれたのだ。あと5分ほどで職場に到着するのでそれには及ばない旨を伝える。ところが、車は東名高速の秦野中井インター手前を右折せず、そのまま直進してしまった。私が携帯電話に気を取られて、そこを右、と一声かけそびれたのがいけなかった。まあ、旧道へ入る交差点から直ぐに戻って来れたから、たいしたロスでもなかったけどね。まずは車を出してくれたカミさんに感謝、感謝といったところです。

門を入ると、同僚が前の車の助手席から降りてきた。どうやら事情は私と同じだったらしい。車を2台所持している家庭はそんなに多くないだろうから、他にも同じように車で送ってもらった人がいたかもしれない。

写真は家の前の国道1号線バイパス交差点。台風一過の青空が一段と青みを増して広がっていた。青に青重ねて深し秋天空(あ)

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