いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

鯨ベーコンをどうぞ

勤務日。午前の仕事を終え、職場前のバス停から二宮駅行きのバスに乗る。伊豆の病院へ向かう場合は秦野駅行きのバスに乗るか、あるいは20分ほど歩く。伊豆の病院へは先週行ったばかりなので、今日は行かない。通院も1ヶ月おきになったので随分楽である。病院へ行かない時は二宮駅経由で辻堂に戻る。小田急を使うより料金は割高だが、その方が時間的ロスが少ない。速攻で職場を出ても辻堂駅に着くのは午後1時半。大抵はそこで遅めの昼食を摂るのが定番だが、今日はテラスモールの向かい側のビルに入っている惣菜屋で弁当を買った。「里山弁当」という、筍飯を鶏肉の照り焼きや里芋の煮付け、きんぴら、卵焼きなど多種なおかずがL字に囲っている弁当だ。見るからにボリュームがあって値段は350円。家で弁当の蓋を開けたら、鶏肉の照り焼きが3個も入っていた。何だか得した気分。筍の代わりに松茸が乗ったらどれくらいの値段になるのだろう、なんてことをちらと思いながら、まあそれなりに美味しくいただきました。大体、松茸なんて美味いとは思わないし、食いたいとも思わない。ありがたがって食うだけの価値を見いだせない。幸いこちらはグルメじゃないから食わなくたって一向にかまわない。めったに口にできないものなら、敢えて口に入れなければいいだけのこと。筍で充分、シメジで充分です。

松茸は食いたいと思わないけれど、鯨肉はたまに無性に食いたくなる時がある。小さい頃に味わった食感を、舌が忘れられないでいるのだろう。昔の食卓には、かなりの頻度で鯨肉が出されていたように思う。ライスカレーの肉だって鯨肉だった。鯨ベーコンは今でもスーパーで見かけることがあり、食いたいとも思うが、値段が手の届くところまでなかなか下りてきてくれない。遥かの高嶺に咲く花です。それでも年に一度、そう、誕生日おめでとうの皿に載せてでもくれれば、それだけで天にも昇る心地がするんだがなあ。あら、そうなの。じゃあ、誕生日じゃないけれど、ブログが半年続いたご褒美に、はい、鯨ベーコンですよ。天に昇ってきてちょうだい。どうしよう天に昇って帰れない(あ)

f:id:jijiro:20131003181138j:plain