いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ターザン娘

午前10時に小田原で孫を預かり伊豆へ向かう。途中、箱根新道に入る手前で大渋滞。箱根登山鉄道箱根板橋駅付近からパタリと先へ進まなくなる。こんなの初めて。頭上を横切る小田原厚木道路も、左側の西湘バイパスからの車も、亀の歩みより遅い。もしもし亀さんよ、どうしてこんなに鈍いのか。そういえば細く開いた窓からバイクの噴かす轟音が、汀を舐める波のように途切れなく近づいたり引いたりしている。視認できないので何とも言えないが、どうやら途切れないバイクの爆音が渋滞を作っているらしい。畑宿の七曲りと新道入口を行ったり来たりしているのだろうか。全くもってはた迷惑な話である。

ゆるゆると箱根新道の入口に近づいた辺りで爆音が途切れた。新道に入ると爆音の形跡は皆無で、箱根峠へ向かういつものなだらかな坂道が何事もなく伸びていた。渋滞の原因は何だったんだろう。よく分かりません。孫たちは大渋滞を意に介することなく、しりとり遊びを楽しんでいた。子供は遊びの天才だね。でも、孫娘よ、箱根峠にかかるのは霧で、キリンではないよ。キリンだと、そこでしりとりが終わってしまうからね。

伊豆の家の梅の木に、辻堂海岸で拾った漂流物を吊るした。吊るしたそばから孫が飛び乗った。かつて私が子供の頃、裏山で遊んだターザンごっこだ。そうそう、もっと大きく揺すって、あああ〜って叫ぶんだ。ほら、こんな風にと、お手本にあああ〜って叫んだら、庭掃除をしていた隣家の奥さんと目があった。枝揺らし仰ぐ空には赤とんぼ(あ)

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