いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

ミステリアスの朝

田京駅発5:39の三島行きの電車に乗ろうとして墓地に沿った急坂を降りていたら、甲羅の青白いサワガニを見つけた。車道と一段高い歩道の境目でこちらにハサミを向けて威嚇していた。私が横を通りすぎようとした瞬間、足元で何かが動く気配を感じて、見たらそれがサワガニだった。墓地の坂下に寺があり、その山門の前を幅2mほどの小川が流れている。そこから這い上ってきたのだろうか。ブログのネタに写真を撮っておこうと思ったが、始発電車に乗り遅れそうだったので写真撮影は見送った。坂の続きを下りながら、始発を見送ってでもやはり1枚撮っておけばよかったと後悔した。

三島駅でホームに上るエスカレーターに乗っていたら、東京行きの電車ががまもなく到着する旨のアナウンスがあった。おかしいな、伊豆箱根鉄道からJRへの乗り換えは7分の余裕があるはずなのに今日はやけに間隔が短いぞ、と思いながらホームを少し東京よりに歩き出したら電車が入ってきた。タイミングとしては全く無駄のない乗り換えだったが、若干腑に落ちない部分は残った。その時、電車に乗った時刻を確かめておけば腑に落ちたのかもしれない。しかし、東京行きに乗れた安心が、乗り換え時間短縮の疑念を消していた。(なんだか文体が井上靖風になってきた)。その疑念が蘇ったのは電車が二宮駅に着いた時。この時、携帯の時計は6:56を示していた。これは1本前の電車が到着する時刻である。これだったら、二宮駅発7:04のバスに乗れる。そんなはずはない。時刻表によれば三島駅6:11の電車は二宮駅に7:05に到着することになっている。とすると、私は三島駅でいつも乗る電車の1本前の5:57発の東京行きに乗ってしまったのだろうか。ありえない。伊豆箱根鉄道は6:04に三島駅に着くのだから。今月からダイヤが変更になったのだろうか。いや、9月にダイヤ改正はしない。それとも、1本前の電車が遅れて到着したのだろうか。そんな遅延のアナウンスは聞いていない。読書をしていたのだから寝ていて聞いていなかったということはない。仮に遅延だったとしても二宮駅には時刻表通りに到着しているのだから、三島駅と二宮駅の間で一気に9分も縮めるとは考えにくい。どう考えても不思議、おおミステリー。9分前の過去にワープしてしまったか。

ホームセンターで1袋詰め放題299円の木切れを購入。蒲鉾板状の木片だけど、筆架の土台にもなるし孫の大工遊びにもなるし、何かと重宝します。不可思議の池にはまってどんぶりこ(あ)

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