いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

イズバコと呼ぶ

勤務日。朝の天気予報では雨の予報だったので、キャリーバッグを持って出るのは止めた。まあ、本は大体運び終えたし、残りの細々したものはキャリーバッグを使わなくても、普段のショルダーバッグで事足りるし、今後は天候の良し悪しに関わらず、キャリーバッグを引きずらなくても済むと思う。

大場への通院は1ヶ月毎になったので、今日はそのまま伊豆箱根鉄道駿豆線で田京駅に向かう。この長たらしい鉄道名を、地元の人は「イズバコ」と呼ぶ。先日、今月9日から勤めることになった職場へ面接に行った際、最寄り駅は田京駅です、と言ったら、対応してくれた人が「ああ、イズバコね」と言っていた。イズバコと呼べるのは、昔からその沿線に住んでいる人の特権だ。私には言えない。もう少し伊豆に親しみ、愛着を持たないといけませんな。それにしても、イズバコと濁るところがいい。イズハコと澄んだら持ち味も淡白になる。

電車に揺られながらiPadでメールをチェックしていた。途中、原木駅手前でひょいと顔を上げて外を見たら、綺麗な虹が飛び込んできた。先週、家の2階から孫と見た虹は、天を突き刺すような縦長の虹だったが、今日のは、雲に頭を押さえつけられたようなぺしゃんこな虹だった。田圃の畦道を下校中の児童たちは、背後に架かるこの虹に気づいただろうか。閑さや車内に響くシャッター音(あ)

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