いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

木彫をやるか

小学1年生の孫が、税に関する書道コンクールに作品を出すというので、昨日、その手伝いをした。書く字は「ぜ」か「ぜい」のいずれか。夏休みに入る前に確かにそう聞いたはずなのに、手本に「ぜに」と書いてしまった。当然、孫は「ぜに」の二文字を何枚も練習する。最初に擦った墨を枯らし、二度目に墨を擦るあたりから集中が切れてきた。それでも何とか騙し励まし20枚ほど書かせる。そのうちの出来の良さそうなやつを2枚残し、自分で良いと思う方を選ばせた。この段階でも「ぜに」ではなく「ぜい」と書かなければいけなかったことに全く気づいていなかった。今朝、孫たちが帰る段になって初めて間違いに気がついた。大体、少し考えれば「ぜに」なんて字を子どもに書かせるわけがないことくらい分かりそうなものではないか。孫には本当に申し訳ないことをした。学校は9月2日から始まるというから、今度の土曜に仕上げれば間に合う。よし、今度は間違えずに「ぜい」と書くからな。罪滅ぼしに、針金でブランコを作ってやるからな。

ホームセンターで彫刻刀の丸刀2本と万力を買う。何に使うか。木彫に使うんです。伊豆の願成就院で見た運慶の仏像に触発されて、不遜ながら彫刻の真似事をしてみたくなりました。いきなり仏像を彫るなんてことはとても無理なので、まずはバードカービングあたりから迫ろうと思う。これとて生易しいものではないことは承知しているつもりだが、どうせ作るんだったらそれらしいものを作りたい。野鳥の勉強にもなるしね。囲炉裏端でウイスキーをちびちび呑りながら、のんびり彫っていこう。鶯の聲酔い増せり伊豆の庵(あ)

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