いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

嶽キミをいただく

嶽キミが届いた。嶽キミとは、岩木山麓の高原で栽培されるとうもろこしのことだ。先日、高校の同期会で10数年ぶりに会ったMが弘前から送ってくれた。旧岩木町(今は弘前市)の嶽(だけ)地区で栽培されるキミ(津軽弁でとうもろこしのこと。とうきび→とうきみ→きみと訛った由)だから嶽キミと呼んでいる。これは通称だ。誰がそう言い出したか分からない。しかし、今や地元のスーパーの陳列棚にも、祭りの屋台の看板にもブランド名として堂々と使われている。

箱には皮付きの嶽キミが12本入っていた。中にチラシが入っていて、そこに「誰でもできる美味しい、とうもろこしの調理方法」が書いてある。ゆでる、蒸す方法は知っていたが、レンジを使った調理法があることは初めて知った。まあ、高校時代までは電子レンジと無縁の食生活だったから知らないのも当然といえば当然だが。レンジの調理法は「とうもろこしの皮をむき、軽く水をつけてからラップに包みレンジにいれます」とのこと。調理時間はゆでるのに8分かかるのに対してレンジだと10分。これは「恵味」という品種の場合で、「味来」や「サニーショコラ」という品種だと3分だそうだ。品種によって7分も差がある。そんなに差があるものなのか。今度買う時があったら、品種もしっかりチェックしないといけないってことだ。う〜ん、それはちと厄介だな。

ちょうど孫が遊びに来ていたので、とうもろこしの皮剥きを手伝ってもらった。一皮一皮捲っていくのはいいのだが、その都度剥がさず手元にためたままこちらに放り投げてくる。茎からポキっともぎ取る力がまだ備わっていないのだ。そのうち、出てきたヒゲで遊びだす。手伝っているんだか散らかしているんだか分からない。恐らくそのどっちもなんだろうけど。

今回いただいたのは「恵味」で、オーソドックスに8分かけて茹で上げる。一度の鍋に入りきらなかったので二度に分けた。茹で上がりを頬張り、一同、甘い、美味いを連呼する。食いしん坊の下の孫にいたっては、一気に2本半を平らげてしまった。弘前のMさん、ありがとう。行く夏や津軽の甘味噛みしめる(あ)

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