いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

還暦の同期会

高校のクラス会に出席するために青森に来ている。いや、クラス会ではなく「同期会」だった。受付をするまで全くそのことに気づかなかった。相変わらずの暢気爺である。受付でクラスと名前を書くシールを渡され、マジックで記入して胸に貼る。そこへ聞き覚えのある能天気な声がいきなり襲ってきた。サッカー部の同期だったMである。現役時代は「今駄洒落を言ったのは誰じゃ」とか、実にくだらない駄洒落を連発して、一人で悦に入って練習の士気を萎えさせていた奴だ。Mは知らなくても、同期でMを知らない人はいない。還暦を迎えたというのになお衰えを知らないこの明るさは、全くもって天性としか言いようがない。

会場には各クラスごとにテーブルが設けられてあって、私のクラスの出席者は18人と、10クラスあった中で一番の出席率だった。そんなものだからテーブル一つでは収まり切らず、思い出話も2テーブルに別れてしまった。私は幸い恩師の隣に座ることができてラッキーだった。恩師は82歳と3ヶ月とご挨拶。少し耳が遠くなったようだけど、食欲も酒欲も頗る旺盛で、気持ちのいいくらいの飲みっぷり食いっぷりだった。

2次会は、隣だったクラスと合同クラス会の様相。みんないい歳なのに、みんなカラオケの上手なことといったらない。この歳までかなり歌い込んできた兵揃いである。聞くところによると、中にはCDを出した人もいるとか。それくらい歌が上手い。いやあ驚きました。3次会は野球部だったTが贔屓にしているスナックへ場替え。時間は24時を過ぎている。この頃になると、誰に何を話したか覚えていない。店が、ホテルまで歩いて直ぐのところだったことだけは覚えている。深酒の朝財布手に青ざめる(あ)

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