いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

奥能登を巡る

能登の旅2日目。朝食を済ませ、輪島の朝市に出かける。ホテルの前からシャトルバスが出ていたが、発車まで少し間があったので歩くことにした。15分ほどして朝市の場所に着いたが、朝から照りつける陽射しが強烈で、これならバスに乗ればよかった、帰りは是非ともバスに乗るぞと、誰もが思っているはずなのに誰も口に出さない。皆さん、偉いですね。私は輪島塗の箸を買い求めるつもりでいたが、値段の差があまりに開きすぎて買う決め手を見つけられない。箸一膳が500円のものもあれば、1万円近くするものもある。見ていて、その値段の違いが分からない。何が何でも欲しいわけでもなかったので、結局買うのを止めた。朝市を通り抜けて輪島漆器会館に入ったが、50万、60万の値札に、出るのは溜息ばかり。一体どういう人が買って行くのだろう。

輪島を出て禄剛崎灯台を目指す。途中、浜辺の塩田に立ち寄り、炎天で汗だくになりながら砂を掻いていた人に、塩のできるまでを説明してもらう。昔ながらの手作りの塩の話に心動かされ、350gの塩1袋を買う。1500円。天麩羅にちょいとつけて食べる方法がこの塩の旨味を生かす一番の使い方だな。

予定より少し早めに和倉温泉の加賀屋に到着。至れり尽くせりのサービスはさすが加賀屋と唸らせるものばかり。昨日の宿も素晴らしかったが、加賀屋は遥かにその上をいく。こんな高級ホテルにはもう泊まることはないだろうな。二度と来ることなき夕べ加賀の宿(あ)

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