いずぃなり

伊豆でのシニアライフ

針金細工

伊豆で孫と遊ぶ。先日作り上げたねぶたの針金細工を、玄関正面の壁に引っ掛けておいた。玄関のドアを開けるやいなや、下の孫が目ざとく気づき「じいじ、あれ何?」と訊いてきた。うふふ、作戦成功。しかし、興味を示したのは上の孫の方だった。「作ってみるか?」と嗾けたら、その気になった。下の孫は、その気配全く無し。変なの見つけた、といったところで興味、関心、意欲は雲散霧消。いつもそうなのです。この前、お兄ちゃんが自転車で用水路に落っこちたとか、よその家のインタホンを勝手に押したとか、下の孫は、お兄ちゃんの行動を具に観察し、それをいちいち報告することに情熱を燃やすタイプなのです。

上の孫が、あれと同じやつを作りたい、と、壁の針金細工を指して言う。よしきたとばかり、押入れから針金を取り出し、「でも、あれを作るのはまだ難しい。あれはも、もっと大きくなってから作ろう。そうだ、眼鏡を作ってみよう」と、針金で眼鏡を作る。次に人間を作る。途中で手を出してくるかなと待ち構えていたが、結局、最後まで見ているだけだった。だんだん形になっていくのを見るのが面白かったみたい。ガンダムのプラモデルを作り出したら、お菓子を食べるのも忘れるくらい熱中するのに、針金だとまだそこまで至らない。最初から形あるものを組み立てるのと、無から形を作り上げていくのとの違いかな。一年後は、自分で作ると言ってくれると嬉しいな。一年後この世に生があるならば(あ)

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